ツインズ・前田 ジャッジから三振を奪うなど5回2失点5奪三振の好投 今季初登板は4・4マーリンズ戦

[ 2023年3月25日 07:40 ]

ヤンキース戦に登板したツインズ・前田(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田健太投手(34)が24日(日本時間25日)のヤンキース戦に2番手で5回を投げ、3安打2失点、5奪三振3四球だった。球数は73球、ストライクが45球。直球の最速は92・2マイル(約148・3キロ)。球種の内訳はスライダー24球、直球22球、チェンジアップ20球、カーブ7球だった。

 4回から2番手として登板。1死から6番アーロン・ヒックスに四球、7番ホセ・トレビノに二塁内野安打で1死1・2塁のピンチを招くと、その後2死二、三塁から、9番エステバン・フロリアルに83・6マイル(約134・5キロ)の低目チェンジアップを右前打され、2点を失った。

 5回以降は立ち直り、無失点に抑えた。5回は2番アーロン・ジャッジをチェンジアップで中飛に打ち取り、3番アンソニー・リゾもチェンジアップで空振り三振。6回は四球と左前打で無死一、二塁のピンチをつくったが、8番ウィリアム・ディフォ、9番フロリアルをチェンジアップで連続の空振り三振。1番アンソニー・ボルペをスライダーで三ゴロに仕留めた。

 7回はジャッジからスライダーで空振り三振を奪うなど3者凡退。8回も3者凡退と安定して回を重ねた。前田は回を追うごとに調子を上げ、「7、8回は直球を狙い通りに投げられるようになった」とスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の記者に話した。

 オープン戦は14回2/3を投げ、10四球だったが、5試合目の登板で初めて全ての球種を制球できたと振り返っている。ツインズのロッコ・バルデリ監督も「錆を取り除くことができたようだ」と笑顔で話している。今後については前田はキャンプ地に残って29日にマイナーの試合に登板、30日カンザスシティの開幕戦でチームに合流する。開幕は先発5番手で迎え、公式戦初登板は4月4日のマーリンズ戦となる予定。

続きを表示

2023年3月25日のニュース