【大谷翔平と一問一答】WBC優勝後の2日間は「寝ました」ヌートバーへの時計は「欲しそうだった(笑)」

[ 2023年3月25日 08:47 ]

登板後に囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が24日(日本時間25日)、キャンプ地のアリゾナ州テンピのマイナー施設でダイヤモンドバックス傘下のマイナー戦に登板し、4回2/3を4安打1失点、8奪三振、1四球だった。今後は中5日を空けて30日(同31日)の開幕・アスレチックス戦に登板する予定。以下、登板後の大谷の一問一答。

 ――今日のテーマは。

 「きょうは球数とピッチコムとピッチクロック、あとオフスピード、スプリット系の球の4つです」

 ――WBCと雰囲気が違う登板だった。

 「きょうはゲームなんですけど、自分のやりたいことをまず優先して、投球というかゲームに入るという感じでした」

 ――開幕へ準備完了か。

 「WBCの時点で出力も出ていましたし、その時点でほぼ完了していたので。後は今日はピッチクロック、ピッチコム、これが一番の自分の安心材料として、ちゃんとできるっていう確認をしたかったので」

 ――短期決戦を経験して、さらにエンゼルスでもそういう戦いがしたいという気持ちになったか。

 「そうですね、それはもう思いましたし。ああいうポストシーズンだったりとか、WBCみたいな短期決戦の熱量は特別かなと思います」

 ――今季への気持ちも高まったか。

 「あってもなくても、やることは変わらないので。もちろん、万が一出ていなかったとしてもシーズンへの熱量は変わらないですし。シーズンの入る前に短期決戦の雰囲気を味わえたのは特別なことではありますけど、基本的には変わらずにシーズンをしっかり頑張りたいなと思います」

 ――今回の経験は今オフのFAに影響するか。

 「それは特にないですね。エンゼルスで今年まずワールドシリーズ出てそこで勝ちたいなとしか思っていないです。今はそこしか考えていないので。あとは1週間くらいですかね、しっかりとリカバリーとって万全の状態でシーズンに臨みたいと思います」
 ――MVP、優勝以外でWBCトップ3の思い出は。

 「日本のファンの人の前でプレーできたのもそうですし、チームメイトたちとプレーできたのもそうですし、あとはやっぱり中国戦の前で1球投げる前の静かな感じははなんかうれしさと気持ち悪さとどっちもあったのであんなにお客さんが入ってあんだけ静かな感じは不思議な感じがしました」

 ――WBC決勝でリリーフで投げて、きょうのルーティンへの変化は。

 「ルーティンは変わらないですね。いつもなら2日前、投げた試合の日にブルペンで軽く20、30球くらい投げる。それがゲームで15球くらい多めに強めに投げているので。多少体の張り感はちょっと残っていますけど。きょうはピッチコムとかの確認をしたかったので、投げているボールより、そういう試合に入るまでのピッチコムとかの確認したかった。」

 ――サンドバルとの対戦は。

 「まあまあ良い投手でしたね(笑い)」

 ――トラウトを空振り三振にして、きょうはマイナー選手に本塁打を打たれた。

 「良いスイングする選手若いですけど多かったので。投げるボール云々よりかは試合のピッチコムやピッチクロックや確認したかった。そこはあまり気にせず次に臨みたい」

 ――WBC中にこれがワールドシリーズで投げたらどんな感じかと想像したか。

 「久々の短期決戦だったのでそこが一番。これぞ野球だなという雰囲気を味わいましたし。ワールドシリーズに関しては出たことがないので、予想すらできないですけど、短期決戦に投げたいなという欲は自然と高まるかなと思います」

 ――開幕は何球か。

 「とりあえず、きょうは想定の球数を投げるか投げないかによってたぶん多少変わるかなと思っていたんですけど。普段通りの僕はいける状態ですし。あとは監督が最初無理させたくないなら低めにするでしょうし。そこは分からないですね」

 ――WBC決勝から3日。

 「みんなにおめでとうと言われてすごく嬉しかったですし。久々にみんなの顔を見て、やっぱりこのチームでも優勝したいなとという気持ちになりましたね」

 ――ピッチクロックへの苦手意識は。

 「あんまり、多少、頭の中で急がないとというか、ある程度の間合いを縮めないといけないというのは常に頭の中にありますけど。シーズン中、こなすことによってあんまり考えなくても大体このくらいだなこのくらいの間合いでは入れれば、大丈夫だとなっていくと思うので。何事も最初は慣れるのは大変だけど、アジャストメントした人がやっぱりいい成績を残せるんじゃないかなと思います」

 ――WBCの重圧との戦い。

 「それと同じくらい楽しかったですし。それだけでもなかったので。それが一番ですね。みんな野球ファンの人もそうじゃない人も盛り上がってくれていましたし。緊張も確かにあったんですけどそれと同じくらい楽しかったかなと思います」

 ――マイアミからアリゾナに戻ってきたこの2日間の過ごし方。

 「寝ましたね。やっぱりリカバリーが一番なんで。きょうも帰って寝ますけど。この後、1週間くらいですかね。野手としてDHで出ると思いますけど、それ以外の時間は極力リカバリーに充てたいなと思います」

 ――明日のオープン戦も打者で出るか。

 「今日たぶん帰るかもしれないので。この後、アナハイムに。フリーウェーシリーズで出ると思いますけど。それまではある程度、体を休めてという感じですかね」

 ――WBCの蓄積疲労は。

 「そんなにすごく稼働したかといえば、そこそこしましたけど、凄くしたかといえば、そうでもないと思うので。それよりかは移動ですね。向こうからの移動だったりとか、マイアミからこっちに来て、移動して、また時差がちょっとあったりというところの体のだるさみたいな。疲労というより睡眠の時間帯がズレているような体のだるさとかあると思うので、あと1週間くらいで十分直ると思うので。この2日くらいが大事かなと思います」

 ――ヌートバーの存在、時計をあげたという話も出た。

 「非常に大きかったですね。それはやっぱりファーストラウンドでの勢いとかチームに流れをもってきてくれる姿勢は本当に素晴らしかったと思うので。本人も楽しかったと思いますけど。またいつか一緒にできればうれしいなと思います」

 ――なぜ時計だったか。

 「ご飯とか食べている時にどこのなの?とか欲しそうな感じだったので。僕がつけているのを単純に。そんなに使い込んでいないですけど。比較的新しいやつですけど」

 ――去年の同時期との違い。

 「あんまりスケジュール通り毎年いくという保証もないですし。来年延びたりすることもあるかもしれないし、あんまり気にせずにある程度の調整ができたら、いつ開幕してもいいと。そのくらいの気持ちでいつもいっているので。あんまり変わらないですね。去年ともあまり変わっていないですし。早く頭を切り替えるというかシーズンに、そこが一番かなと思います」

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