アスレチックスの開幕投手は左腕のミュラー　メジャー経験は12試合、防御率5・14

ブレーブス時代のカイル・ミュラー（AP）
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　アスレチックスの開幕投手（3月30日・エンゼルス戦）に新人左腕のカイル・ミュラー（25）が指名された。メジャー経験は12試合で11試合に先発、49イニングを投げ、3勝5敗、防御率5・14。アスレチックスでは14年もソニー・グレイが12試合の登板経験で、開幕投手の大役を担ったことがある。

　ミュラーは16年にブレーブスから2巡指名。メジャーデビューは21年で、オフにショーン・マーフィー捕手のトレードの交換要員として移籍してきた。身長2メートル、112・5キロの巨漢でマディソン・バムガーナーのようになると期待されている。直球は93マイル（約149・6キロ）から95マイル（約152・9キロ）、87マイルのスライダーで空振りを取る。他にはカーブ、チェンジアップを投げる。

　アスレチックスでは当初ポール・ブラックバーン投手が開幕投手の最有力候補だったが、右中指の爪のケガで離脱。藤浪晋太郎投手の名前も候補に挙がっていたが、マーク・コッツェイ監督はシーズン序盤は藤浪を中4日ではなく、中5日か中6日で投げさせると明言。昨季も阪神で107回1/3しか投げていない藤浪のイニング数が急に増えないよう、配慮して起用する考えだ。