【阪神・湯浅と一問一答】ダル伝授の変化球「感覚よく投げられた」 開幕へ「1週間もある」

[ 2023年3月25日 12:28 ]

<オープン戦 神・オ>談笑する(左から)中野、湯浅、宇田川、厚沢コーチ、山崎颯 (撮影・奥 調)
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 WBCで優勝した日本代表の湯浅が25日、阪神の練習に合流した。キャッチボールとダッシュで体を動かした後、中野とともにオリックスサイドを訪れ、日本代表で一緒に戦った宇田川、山崎颯とコミュニケーションを取った。練習後の報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―合流して、チームメイトからどんな言葉をかけられたか。
 「おめでとうとか、いろいろ……あんまり覚えてないですね。周りは結構声をかけてくれたので、みんなおめでとうと」

 ―どれぐらいの連絡が届いたか。
 「数えきらないくらいです」

 ―持参してくれた金メダルを見せてください。金メダルをかけた感触は?
 「重たいです」

 ―いろんな意味の重たさが集まっていると思うが、世界の舞台で戦ってどんなことを感じたか。
 「貴重な経験をたくさんさせてもらいましたし、やっぱりアメリカの球場で投げさせてもらって、日本とは違った雰囲気というか、会場の空気感が全然違ったので、いい経験をさせてもらいました」

 ―リリーフ登板したメキシコ戦の心境は?
 「何も考えずに、本当に自分のピッチングだけを心がけてマウンドに上がりました」

 ―あの経験はシーズンにどう影響すると考えているか。
 「最後、打たれて悔しさはありますけど、いい経験になりましたし、その悔しさをシーズンに出していけるように、経験をむだにしないように、シーズンで戦っていければと思います」

 ―WBC期間中はトップレベルの選手と意見交換をしたと思う。印象に残った交流と言葉は?
 「ダルビッシュさんにはいろんなことを教えてもらいましたし、(教わった)変化球の握り方を今日、日本のボールで握りで投げて試しました。けっこうキャッチボールですけど感覚よく投げられていたので、日本のボールでも投げられるんじゃないかなという感触がありました」

 ―ダルビッシュからはスライダーやフォークの握りを教わったと聞いている。新たな発見があったのか。
 「そうですね。スライダーはもともと投げている感覚と全然違う感覚で教えてもらって、それで投げてみたらけっこういい感じで投げられたので、その感覚はスライダーだけじゃなくて違う変化球にも生かせるんじゃないかと自分の中で思っているので、そこはちょっとずつ試しながらやっていければと思います」

 ―NPB球での指のかかりは?
 「握りやすいですし、キャッチボールをしていても投げやすかったです」

 ―開幕まで残り1週間を切った。そこに向けての調整は見えてきたか。
 「そうですね、1週間、1週間もあるので、逆に言えば。調整できると思うし、開幕からチーム一丸になれるようにがんばります」

 ―守護神の期待がかかる。
 「投げる回はそこまで気にせず、去年と同じように自分の力を出すだけだと思っているので、いつもどおりというか、自分のピッチングをどういう状況でも、どういう場面でもできるように、去年より成長した姿を見せられるようにしたいです」

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2023年3月25日のニュース