21世紀枠の氷見 聖地初勝利ならず 143キロ右腕・青野「夏に戻ってきて必ず勝ちたい」

[ 2023年3月25日 05:10 ]

第95回選抜高校野球大会第6日・2回戦   氷見1-4山梨学院 ( 2023年3月24日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 第7日 山梨学院・氷見> 氷見先発・青野 (撮影・須田 麻祐子)
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 21世紀枠で選ばれた氷見は、1965年夏、93年春に続く出場も聖地初勝利はならなかった。4失点完投の最速143キロ右腕・青野拓海は反省の言葉を口にした。「フォームのバランスを崩してしまい最後まで修正できなかった。実力不足です」。初回に先制も、2回に3安打を集められ逆転を許した。中盤は緩急を使った投球でしのいだが、8回に自らのけん制悪送球を起点に4点目を失った。

 生まれ育った氷見市からの甲子園出場を目指し、父・英治さんの母校でもある氷見に進学した。試合前後の整列では、青く染まったスタンドからの拍手と大歓声に感謝した。村井実監督からは「甲子園に借りができたな」と声をかけられた。「夏に戻ってきて必ず勝ちたい」と青野。次は自分たちの力で聖地への切符と初勝利をつかみ取る。

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2023年3月25日のニュース