【侍ジャパン】村上宗隆 ダルから豪快弾に「感動して泣きそう。ボール欲しい」 前日ライブBPで対戦

[ 2023年2月22日 11:10 ]

ライブBPでダルビッシュ(左)からバックスクリーン弾を放つ村上(撮影・平嶋 理子)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンで4番として期待される村上宗隆内野手(23)が21日、宮崎強化合宿で初めて行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)でダルビッシュ有投手(36)からバックスクリーンに豪快弾を放った。

 「風に乗ってくれました。(ダルビッシュから)“公開処刑すんなよ”って言われたんですけど、こっちも必死にいったので。思い出になりました」

 ライブBPで実現した夢の対決。4球目、カウントは1-2。内角のボールゾーンからストライクゾーンに入る、いわゆる「フロントドア」のツーシームが高めに入った。フルスイングしてバックスクリーンに叩き込んだ村上は、ゲージ裏に戻ると「感動して泣きそうでやばい。(本塁打を打った)ボール、マジで欲しいです」と感無量の面持ちだった。

 予定されていた打者との対戦を終えた右腕から再戦を申し入れられ、慌ててレガースをつけ直して再び打席に立った。「言われると思った」と“おかわり”打席に臨んだ村上は、初球は一ゴロに倒れたが、続く2球目。今度は外角のボールゾーンから入ってくる「バックドア」のスライダーを、しっかり待って左前に運んだ。ベンチに戻ってダルビッシュの隣に座ると「幸せでした…マジで」と心からの一言を打ち明けた。

 日米通算188勝の男も苦笑いを浮かべるしかなかった豪快弾。村上は「追い込まれながらの対応。楽しもうと思っていたし、集中して打席に入らないと失礼」と振り返った。

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2023年2月22日のニュース