「自分は出るべきだ」19年ぶりに米国代表となった37歳右腕ダニエル・バード

[ 2023年2月22日 06:30 ]

ロッキーズのダニエル・バード(AP)
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 ロッキーズのクローザー、ダニエル・バード(37)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で19年ぶりに米国代表のユニホームを着ることについて語っている。大リーグ公式サイトが21日(日本時間22日)に報じた。

 2004年のノースカロライナ大時代、世界大学野球選手権大会に出場し世界一になった。当時の代表メンバーでこの春もメジャーキャンプでプレーしているのはレンジャーズのイアン・ケネディ投手(38)だけだ。トロイ・トゥオルツキー、ライアン・ジママンらは既に引退している。しかもバードは06年レッドソックスのドラフト1巡指名で、09年から13年途中までメジャーで投げていたが、ひどい制球難に陥り、14年から17年は他球団のマイナーを転々、18年1月に一度はプロ野球を引退していた。それが20年2月にロッキーズとマイナー契約、7月にメジャーの試合に復帰したが、実に2646日ぶりのメジャーのマウンドだった。

 そして22年は57試合に登板、6勝4敗、34セーブ、防御率1・79の好成績で2年総額1900万ドル(約25.6億円)で契約を延長している。「37歳でキャリアのベストの時期を迎えるとは思っていなかった。でも年齢なんて大事ではない、どんなボールを投げられるかだ。昨季が終わった時、WBCで誰がリリーバーで投げるのかなと考えた時に、自分は出るべきだと思った」と明かす。04年の世界一は良い思い出だが、今回のWBCは違うと言う。「今回の方がはるに注目されている大会。野球が盛り上がる3月にオールスターチームでプレーする。今までのハイライトを見てエキサイトしている」と説明していた。

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2023年2月22日のニュース