落合博満氏「俺にはその度胸はない」　驚いた昨年日本一のオリ中嶋監督の決断

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。昨年、オリックスを26年ぶりの日本一に導いた中嶋聡監督（53）の決断に驚かされたことを明かした。

　22年の日本シリーズは、パ・リーグを制したオリックスと、セ・リーグを制したヤクルトの対戦となった。オリックスは3戦目まで1分け2敗と苦しんだが、第4戦から4連勝で、26年ぶり5度目の日本一となった。

　同じ秋田県出身の中嶋監督について「（出身で）一緒にしちゃ駄目だよ。同じ秋田だからって。（考え方は）まるっきり違う。中嶋もいろんな監督に仕えて現役をやってた監督だから、まぁいろんな良い面、悪い面を学んだんだろうとは思うけどね」と話した上で「まぁでも中嶋監督が、第5戦かな、宇田川と山崎（颯一郎）をベンチから外すとは思ってなかったけどね。俺にはその度胸はない」と語った。1勝2敗1分けで迎えた第5戦。中嶋監督は第4戦で「回またぎ」をした救援の宇田川優希、山崎颯一郎の両投手をベンチから外した。「3敗までできる」という中で、救援の柱ともいえる両投手を先を見据えて外した決断には、落合氏も驚きを隠せなかった。

　第8戦までいったとしても、残り4試合だった。「使えるんだったら、使い切っちゃおうっていうのが…。あとはシーズンが終われば休めるわけだから。疲れてるとかどうのかこうのかとかっていう言い訳、あの場ではならないんだろうと思うし」としながらも「ここ10年、20年で野球のスタイルが変わってきたっていうのもある」と時代の変化を感じ取っている様子だった。