イチロー氏が思うWBCの行く末 シーズン中断のハードルも「それくらい本気の大会になってほしい」

[ 2023年2月22日 18:55 ]

イチロー氏(AP)
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 マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が22日のテレビ朝日系「報道ステーション」にVTR出演。米国でスポーツキャスター・松岡修造氏(55)からのインタビューに応じ、3月に第5回大会が開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について語った。

 エンゼルスのトラウトらが米国代表として早々に出場を表明するなど現役メジャーリーガーが続々と出場する今回。WBCへの本気度が大きくなっているという指摘に、自身が出場した2006年第1回大会を振り返り「スタートだったのでどうなるかもちろんわからなかったし…少なくとも当時、日本国内だけでも盛り上がったらうれしいとそういう思いでわりと強めのメッセージを出した記憶があります。それから17年ですか…僕は最初の2回だけの参加でしたけど、だんだん目標とする大会になりつつあるのがうれしいですね。僕としては」と率直な思いを口にした。

 将来的に大会がどんな位置にいってほしいかという質問に、「この大会で勝てば世界一、という明確な位置ですね。それがWBCであるべきだと思うので。そうなってくれればうまくいったと言えるのでは」と述べた。

 昨年サッカーW杯では日本国内でも大きな盛り上がりを見せたが、「サッカーのW杯とは違うと思うんですね、まだまだ。歴史も違いますし。そういう意味も込めて、どう変わっていくのか。良い方向に行くのか。これはMLBがどう考えるかが大きいと思いますが…なかなかシーズンを止めて開催することは難しいと思いますけれど。でもそれくらい本気の大会になってほしい。そう願っています」とした。

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