【木田画伯の球界絵日記】来年3月に新球場開場 選手は新球場で思い切りプレーすることを目指してほしい

[ 2022年12月30日 06:00 ]

新球場「エスコンフィールド北海道」を描いた木田画伯
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 年末年始恒例、日本ハムの木田優夫2軍監督(54)による「木田画伯の球界絵日記」は今回、来年3月開場の新球場「エスコンフィールド北海道」についてです。現役時代、日米で所属球団が新球場をオープンさせながら開場当日にプレーできなかった経験の持ち主。来年3月もまた新球場にはいられませんが、2軍監督として熱い思いを寄せます。

 皆さん、ご無沙汰しています。2022年も終わろうとしていますが、今年もご声援ありがとうございました。ファーム監督としての1年目は、できたことも、できなかったこともたくさんありましたが、しっかり反省して来年につなげていきたいと思ってます。

 ファイターズは来季、いよいよ北広島市の新球場「エスコンフィールド北海道」で戦うことになります。野球をより楽しめる球場で、また野球以外のことも楽しめる、本当に新しい、そして素晴らしい球場になっていると思います。ぜひ実際に足を運んで楽しみにいってみてください。

 実は、僕が所属するチームが新球場をオープンさせるのは今回が3回目です。最初は1988年、当時所属していたジャイアンツが東京ドームをオープンさせました。2つ目は2000年、メジャーリーグで最初に所属したデトロイト・タイガースがコメリカ・パークをオープン。所属している選手にとっても新球場のオープンというものは楽しみなことなのですが、その2回とも僕はオープンの日に球場にいることができませんでした。

 東京ドームの時は入団2年目で開幕1軍入りを目指して頑張っていたのですが、その前に球団から1年間のアメリカ留学を言い渡され、遠いフロリダ州マイアミにいました。コメリカ・パークの時もメジャー2年目で開幕メジャーを目指していましたが、スプリングトレーニング中にマイナー行きを言い渡され、3Aのあるオハイオ州トレドにいました。

 今回はファーム監督就任2年目。僕自身が開幕1軍を目指しているわけではありませんが、選手たちは新球場で思い切りプレーすることを目指し、オフの間もしっかり練習してほしいと思います。(日本ハム2軍監督)

 ○…木田2軍監督にとって新球場は現役時代からなぜか縁遠い存在だった。巨人時代の東京ドームも、米大リーグ・タイガース時代のコメリカ・パークも開場時にはプレーできなかった。そして指導者となった今もまた新球場の開場は2軍で迎える。「また2年目なんですよね。来年は2軍監督2年目だし、現役のときはどっちも入団2年目」。近くて遠い新球場だが、来季はそこへ新戦力を送り出すのが仕事だ。

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2022年12月30日のニュース