落合博満氏「これは珍しい傾向」と語ったパのタイトル 今の野球界「増えるかも」

[ 2022年12月30日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が30日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2022年シーズンのパ・リーグのタイトルについて語った。

 着目したタイトルの一つは、西武から2人の最優秀中継ぎ投手が出たことだった。水上由伸投手と平良海馬投手が35ホールドポイントで並んでタイトルを獲得した。「これは珍しい傾向だよね。同じチームから中継ぎ投手が2人出るっていうのは。それだけ登板機会が多かったってことなんだろうと思う」と落合氏。近年はクローザーだけでなく、セットアッパー、7回を抑える投手の重要性も増している。「それだけ先発ピッチャーの投げるイニングが短くなってるってことなんだろうと思う。中継ぎの負担っていうのはだんだん増えてくるような傾向にはあるとは思うけどね。だから西武から2人出たんだろうと思う」と語った。

 ただ「ベンチの選手起用の巧みさ」の部分を問われた落合氏は「オレに言わせりゃ過保護だよ。過保護」とした上で「これから同数で何人か出てくるってのは増えるのかもわかんないな」と話した。

【パ・リーグ個人タイトル一覧】
<野手>
▼首位打者
松本  剛(日).347 初受賞
▼最多安打
島内 宏明(楽)161  初受賞
▼最多本塁打
山川 穂高(西)41  3年ぶり3度目
▼最多打点
山川 穂高(西)90  初受賞
▼最高出塁率
吉田 正尚(オ).447 2年連続2度目
▼最多盗塁
高部 瑛斗(ロ)44  初受賞

<投手>
▼最優秀防御率
山本 由伸(オ)1.68 2年連続3度目
▼勝率第1位
山本 由伸(オ).750 2年連続2度目
▼最多勝利
山本 由伸(オ)15  2年連続2度目
▼最多セーブ
松井 裕樹(楽)32  3年ぶり2度目
▼最優秀中継ぎ
水上 由伸(西)35  初受賞
平良 海馬(西)35  初受賞
▼最多奪三振
山本 由伸(オ)205  3年連続3度目

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2022年12月30日のニュース