巨人 161キロ救援右腕獲得か キューバ出身のメッツ剛腕ロペス 奪三振能力高く

[ 2022年12月22日 04:55 ]

ヨアン・ロペス(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 巨人がキューバ出身で、最速161キロのメッツの救援右腕、ヨアン・ロペス投手(29)と契約したと、米メディアが伝えた。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ氏が自身のツイッターに「ロペスがNPBの読売ジャイアンツと1年の契約を結んだ」と投稿。現在はメッツの40人枠にとどまっている状況だが、同氏は年俸110万ドル(約1億4520万円)、出来高払い40万ドル(約5280万円)の1年契約で、巨人からは60万ドル(約7920万円)の譲渡金が支払われると詳細を報じた。

 ロペスは1メートル90の長身からの直球と、切れ味の鋭いスライダーを操る右腕。18年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、19年は中継ぎで70試合に登板し、2勝7敗1セーブ、防御率3・41の好成績を残した。メッツに移籍した今季はメジャー8試合で1勝0敗、防御率5・73。一方、マイナーでは通算157試合に登板し、283回で302奪三振と、奪三振能力の高さも魅力だ。

 17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位に終わった今オフは、積極的に外国人補強に動いている。先発候補として前パイレーツの右腕・ビーディ、今季メキシカンリーグでプレーした左腕・メンデスの獲得を発表。今季、大谷(エンゼルス)から空振り三振を奪った前ブルージェイズの左腕・グリフィンや、メジャー通算28本塁打の前ジャイアンツのブリンソンの獲得調査も進行中だ。

 来年3月のWBCに出場するキューバ代表候補でもある剛腕・ロペス獲得の動きに、注目が集まる。

 ◇ヨアン・ロペス 1993年1月2日生まれ、キューバ出身の29歳。18歳からキューバ国内リーグでプレーし、14年にハイチへ亡命。15年にダイヤモンドバックス入りした。17年に先発からリリーフに転向し、18年にメジャーデビュー。19年には70試合に登板した。21年にブレーブスに移籍し、今季はメッツでプレーし8試合に登板。メジャー通算121試合に登板し3勝8敗1セーブ、防御率4・39。1メートル90、94キロ。右投げ右打ち。

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