日本ハム・浅間 新背番8で“近藤魂”継承「素直にうれしい気持ち」

[ 2022年12月22日 06:00 ]

日本ハム・浅間
Photo By スポニチ

 日本ハムは21日、来季から浅間大基外野手(26)の背番号を「26」から「8」に変更すると発表した。ソフトバンクへFA移籍した横浜高の先輩・近藤健介外野手(29)の番号を継承する。

 背番号8は歴代の名選手が背負ってきた栄光の番号だ。古くはベストナイン2度、ゴールデングラブ賞6度受賞の名外野手・島田誠や、「ビッグバン打線」の中核を担った片岡篤史(現中日2軍監督)。さらに西川遥輝(現楽天)、近藤と左の好打者が多い。今季までコーチを務めた金子誠(現ロッテ戦略コーチ)も長くつけた。

 近藤を「大師匠先輩」と崇拝し、オフの自主トレも共にしてきた浅間は、球団を通じて「尊敬する近藤先輩の背番号8を受け継ぐことになり、素直にうれしい。今回の背番号の打診にはいろいろな意味が込められていると思うので、しっかりと期待に応えられるよう頑張ります」とコメント。近藤の移籍直後に背番号変更を打診してくれた球団の変更の「意味」を感じ取り、来季の活躍を誓った。

 過去の実績でいえば、21年に自己最多128試合出場で初めて規定打席に到達し、打率・251を記録しただけ。歴代の背番号8と比較すれば物足りなさは残る。それでも走攻守で高い能力を秘め、コメント力にも定評があるスター候補生だ。今後「8」を独自の色に染めていくことが期待される。現在は今年9月に手術を受けた右足首と右肘のリハビリ過程。まずは来春キャンプを万全の状態で迎えるべく、リハビリのペースを上げていく。(東尾 洋樹)

続きを表示

2022年12月22日のニュース