ソフトバンク周東が13試合連続盗塁の秘話を披露 「アウトになりたいと思っていた」

[ 2022年12月22日 21:03 ]

コンディショニングづくりをテーマにトークを展開したソフトバンク・周東(右)と本多コーチ
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 ソフトバンクの周東佑京内野手(26)が22日、福岡市内で開かれた講演会に本多雄一2軍内野守備・走塁コーチ(38)らと出演。トークショーで盗塁にまつわる秘話を披露した。

 周東は2020年に13試合連続盗塁の偉業を達成したが、「最後は終わってほしいと思っていた。アウトになりたいと思っていた」と振り返った。当時1軍コーチで一塁コーチャーとして記録を支えた本多コーチも「プレッシャーなので“塁に出たくない”と言ってた」と証言。1971、74年に福本豊(阪急)が記録した日本記録の11試合連続を超え、69年にバート・キャンパネリス(アスレチックス)が記録した12試合連続の大リーグ記録も抜き“世界記録”と騒がれ、その重圧に押しつぶされそうだったという。

 だが、昨年の右肩手術を乗り越え、今はメンタル面も強くなっている。「ケガの経験があって自分自身が変われた」。今年5月に1軍に復帰し、80試合に出場。右肩リハビリ中のトレーニングの成果が打撃面で現れ、自己最多の5本塁打を記録した。心身ともにスケールアップした周東は「来年は優勝したいと思うし、自分がその中心にいたい。打てるだけ打って、走るだけ走ってチームに貢献したい」と誓った。

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2022年12月22日のニュース