明大野球部の新主将に上田希由翔「細かなこともおろそかにせず注意を払っていく」

[ 2022年12月12日 17:07 ]

明大の新幹部たち。左から副将の村田、菅原、上田主将、森主務、副将の堀内 
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 明治神宮野球大会を制した明大が12日、来季の新幹部を発表した。主将には1年秋から4番を務める打線の中心・上田希由翔内野手(3年=愛産大三河)に決まった。副将には明治神宮大会決勝で国学院大を完封、胴上げ投手になった村田賢一(同=春日部共栄)、リーグ戦でブルペンから投手に的確なアドバイスを送ってきた菅原謙伸捕手(同=花咲徳栄)、春のリーグ戦で欠場の村松主将の代役を務めた堀内祐我内野手(同=愛工大名電)主務は森裕規(滝川)が務める。

 今季は三塁手としてベストナインを獲得、新境地を見せた上田。すでに覚悟はできていて「自分が(主将を)やるだろうなと思っていた」と明るい顔で話した。1年から打線の中心として活躍、今季も主砲として活躍し春秋連覇、秋の日本一に貢献した。「4年生を見てきて、いい経験をさせてもらった。レギュラー以外でも日置さん、中村(奎)さん、西山さんら常にレギュラーではない人たちが支えてくれた。こういう選手がいるのが強みでした。僕らもそういうチームにしていきたい」とベンチ一丸ムードが大事だと強調。そして「新チームは下級生も含め能力の高い選手が多い。だからこそ、細かなこともおろそかにせず注意を払っていきたい」と話した。

 来季は3連覇がかかるシーズン。プレッシャーもかかってくるが「今は重圧はありません。主将としてやれることをやっていく。学生日本代表でも主将をやりたいくらい。こういう経験が(来季の)ドラフトにも生きてくると思ってます」とプロのスカウトから注目される選手は前向きだ。今オフは長打を増やすためボールに対するバットの入る角度や手首の使い方などを主に練習している。「まだ手首の使い方が下手。捉えたと思った打球が伸びないときがある。春のリーグ戦までには会得して本塁打を増やしていきたい」とバージョンアップを狙う。現在、通算6本塁打と上田のポテンシャルからしたら物足りない数字。1学年下の宗山塁(広陵)はすでに8本塁打を記録しているのも刺激になっている。来季、上田の本塁打が増えれば自然とV3が近づいてくる。

 

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2022年12月12日のニュース