侍・栗山監督 千賀のメッツとの契約合意に「気持ちが形になってよかった」 WBC招集は本人の意思尊重

[ 2022年12月12日 05:20 ]

野球殿堂博物館で講演する侍ジャパン・栗山監督(撮影・沢田 明徳)
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 侍ジャパンの栗山監督が、東京都内の野球殿堂博物館で開催された「野球伝来150年記念シンポジウム」で約1時間の講演を行った。来年3月のWBCの決勝ラウンドで対戦する可能性のある米国に対し「この上ない感謝を持って戦いたい。こっちが(決勝ラウンドに)行かなきゃ倒せない」と闘志を燃やした。

 講演では大リーグの名選手から自身が学んだことに触れ、米国で憧れのジョー・ディマジオ氏の墓参りをしたことや、メジャー通算703本塁打のアルバート・プホルス氏や、通算354勝のロジャー・クレメンス氏と面会した経験を披露。一方で、野球が誕生した米国に対しても「憧れとかはなく倒すためにやっている」と言い切った。

 この日、メッツと契約合意した千賀については「良かったよね。選手の夢を果たしてあげたいと思っている。千賀投手の気持ちが形になって良かった」と祝福。環境への適応など移籍1年目の難しさを考慮し、侍ジャパンへの招集は慎重に判断し、本人の意思を尊重する方針だ。(神田 佑)

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2022年12月12日のニュース