本業ではきめ細やかな気配りができる女房役 推しのトップアイドルと結婚した日本ハム・宇佐見

[ 2022年12月12日 08:00 ]

笑顔を見せる宇佐見と高城れに
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 今オフ、球界内外に衝撃を与えたニュースが、日本ハムの捕手・宇佐見と「ももいろクローバーZ」の高城れにの結婚発表だった。

 宇佐見は球界屈指の「モノノフ」として知られる。打席に向かう際の登場曲はももいろクローバーZの「ロードショー」を使用。ももクロカラーのカラフルな練習用ミットを使用していた時期もある。思い返せば、宇佐見が今季使用していたプロテクターは高城のグループカラーでもある紫だった。

 プライベートで生涯の伴侶を得た宇佐見だが、本業ではきめ細やかな気配りができる女房役として評価が高い。顕著な例が救援投手がマウンドに来る前だ。投手板の土を手で払ってきれいにしたり、交代投手の利き手の左右によってロジンの置く位置を変えてあげたりと、ちょっとした負担を減らす気づかいが光る。チェンジになると、必ず自ら投手に歩み寄ってその回の短い反省会を行う。そしてベンチに持ち込んだメモ帳にすぐ書き記す勤勉さもある。そんな気配りができる男だからこそ、推しのトップアイドルのハートを射抜けたのだろう。

 今季は自己最多81試合に出場し、契約更改交渉では1000万円増の年俸3000万円でサインした。会見には11月6日の結婚発表後の同中旬に散髪したという丸刈り姿で登場し「来季に向けて、一から頑張ろうということ」と心機一転を強調した。今オフはオリックスから伏見がFA移籍で加入した。正捕手争いが一段と厳しさを増すことが予想されるが「負ける気はない」と力強い。本業では気の利く女房役として、投手陣のために尽くしていく覚悟だ。(記者コラム・東尾 洋樹)

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2022年12月12日のニュース