広島・新井監督、情報公開もファン目線で 選手のコンディションなど最低限は伝えたい

[ 2022年11月20日 05:00 ]

笑顔で野手陣の動きを見守る広島・新井監督
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 多様な視点や言葉で選手を鼓舞する広島・新井監督が19日、今度はファン目線で情報改革を打ち出した。選手が負傷した際、手術のケースや重傷などを除いてコンディション不良と発表していたが、今後は一定の情報を公開するよう改める。

 「何も言わないと憶測を呼ぶ。“どこが悪いんだ?“相当悪いのか?”とか。そうなると選手にもマイナスだし、ファンの方も心配する。最低限のアナウンスはしていきたい」

 戦略面や個人情報の観点から近年は発表の仕方を制限していた。一方では、離脱した選手に心配や奮起を求める声が届いてもいた。秋季キャンプ開始直後の9日、林の離脱原因を「腰の違和感」と発表したのが第一弾だ。

 徹底したファンサービス。新井監督はこの日、雨の中で球場を訪れた人に「明日の紅白戦を見に来て」と呼びかけた。多様な視点からの発信だった。

 「土曜日だし、遠くから来ている人がいるかも。応援してくれる人がいて、プロ野球は成り立つんだから」

 情報を知れば行動変容につながる。コロナ下でも努力を尽くす。

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