クラークが大阪桐蔭の声出しに抗議し一触即発 神宮大会で「いつまで声を出しているんだ!」の怒声

[ 2022年11月20日 11:08 ]

第53回明治神宮野球大会 高校の部 2回戦   大阪桐蔭12―2クラーク ( 2022年11月20日    神宮 )

<明治神宮大会高校の部  クラーク・大阪桐蔭>大阪桐蔭に6回コールド負けを喫し応援スタンド前に向かうクラークナイン(撮影・郡司 修)
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 大阪桐蔭とクラークが一触即発となる場面があった。

 1―0の2回、大阪桐蔭が2点を加えてなお2死一、二塁の場面。投手が投球動作に入っているところでも、大阪桐蔭ベンチからの声出しが止むことはなく、クラークの佐々木啓司監督がベンチ内から「いつまで声を出しているんだ!」と大声で一喝。その後、投球動作中の声出しはなくなり、試合進行の妨げとはならなかった。

 公認野球規則や高校野球特別規則には、投球動作中の声出しについて明確に制限する項目はなく、不文律やマナーとする解釈が広まっている。大阪桐蔭の西谷浩一監督は試合後「(相手捕手が構えているところから)“逃げた”とか、何かを誘発するようなこと(伝達行為)はダメだ、という認識。声を出すことがダメだということであれば、こちらの認識不足」と話した。ちなみに、公認野球規則4・06(a)「プレーヤーの禁止事項」中の(3)には「ボールインプレイの時に“タイム”と叫ぶか、他の言葉または動作で明らかに投手にボークを行わせようと企てること」とある。

 試合は序盤3回で10得点を奪った大阪桐蔭が快勝。21日の準決勝では今夏甲子園覇者の仙台育英と戦う。

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