阪神・伊藤将“マッチョ化”宣言 岩貞に弟子入りして馬原氏に師事「ウエートのことを詳しく聞ける」

[ 2022年11月20日 05:15 ]

ノックでボールにダッシュする伊藤将(撮影・椎名 航)
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 自分の「伸びしろ」は分かっている。阪神の伊藤将が、先輩に弟子入りし“マッチョ化”を目論(もくろ)んでいる。

 「(自主トレで)ウエートのことを詳しく聞けるので。自分が足りないところだったり分かればいいなと」

 先日、合同自主トレで岩貞に弟子入りすることを宣言した。その岩貞は今年1月にウエートトレーニング中心の自主トレを行って進化を遂げた。直球は昨年までの150キロから最速154キロまで上昇し、1年間中継ぎとしてフル回転。背景にあるのは、高校の先輩で「柔道整復師」と「鍼灸(しんきゅう)師」の国家試験に合格してトレーナーに転身した元ソフトバンクの馬原孝浩氏に師事したことだった。

 岩貞は来年1月も福岡県内で今年同様のウエート中心の自主トレを敢行予定。当然、そこに加わる伊藤将も、ウエートの専門家でもある馬原氏の助言を受けることになる。直球の自己最速は147キロ。球速アップに期待もかかるが、今季まで2年連続でローテを守っている背番号27は「球速というより、1年間投げられるような体づくりをできたらいい」と目的を明確にした。

 1年目の昨年は夏場に状態を崩した。今季も8、9月は2勝3敗とやや失速。瞬発的な球速だけでなく、年間通して出力を維持できるような頑丈なボディーをつくり上げるために、筋力アップに取り組むつもりでいる。この日も午後からウエート室に向かったようにこれまでは下半身のトレーニングが中心。「サダさんと行ったら、上(上半身)の方が多くなると思いますけど、どんな感じなのか確認しながら取り入れていきたい」と思い描いた。

 「自主トレ中は(ウエートが)メインになると思いますし、自分も強くなれたら。プラスに考えながらやっていきたい」。良質な“鎧(よろい)”を身につけて3年目に向かう。(遠藤 礼)

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