エンゼルス・大谷はどこへ…トレード期限は3日午前7時 試合は孤軍奮闘!全4打席出塁

[ 2022年8月2日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2-5レンジャーズ ( 2022年7月31日    アナハイム )

<エンゼルス・レンジャーズ>初回、大谷は三塁打を放ち懸命に走る(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が31日(日本時間1日)、レンジャーズ戦に「2番・DH」で出場。2安打&2四球の全4打席に出塁したが、チームは敗れた。米東部時間8月2日午後6時(同3日午前7時)のトレード期限まで、あと1日。次回先発が期限後の3日(同4日)の本拠地アスレチックス戦に決まったが、二刀流の行く末は――。

 表情は険しかった。敗戦後、上階からクラブハウスへ続く階段。普段は明るく笑顔を振りまくペリー・ミナシアンGMが、報道陣の問いかけに答えず、スマートフォンを握り締めたまま、急ぎ足で階段を駆け下り、姿を消した。

 トレード期限目前。「2番・DH」の大谷は2安打を含む全4打席出塁も、エ軍は敗戦。今季ワーストタイの借金16という「なおエ」状況より、「大谷はどこエ?」のトレードの話題に注目が集まる。この日、発表された次回登板はトレード期限後の3日(日本時間4日)のアスレチックス戦。「トレードがないという意味か?」と質問されたフィル・ネビン監督代行も「私は(移籍とは)関わっていない。個人的には私のために投げてほしい」と切実だ。

 1日(同2日)は試合なし。2日(同3日)のアスレチックス戦開始はトレード期限後で、トレード成立の場合、大谷のエ軍のユニホーム姿はこの日が最後となる。先発して2回に3者連続3球三振の「イマキュレートイニング」を達成した左腕デトマーズも「今後、数日間はクレージーになるだろう」と交渉期限の大詰めへ関心を寄せた。

 既にドジャースなど複数球団が大谷獲得に動いていると報じられた。ヤンキースの地元紙「デイリー・ニューズ」はこの日、「ニューヨークが“ブロックバスター”(大型トレード)を夢見るなら、大谷がいいかもしれない」とヤ軍の参戦を提言。「大谷がニューヨークに来れば、レッドソックスからベーブ・ルースを獲得して以来の“球界最大の動き”になる」とした。その他、ジャイアンツ、ホワイトソックス、カージナルス、ブルージェイズ、フィリーズなどが、水面下で動いているとされる。

 大方の予想では期限までの大谷の移籍成立の可能性は低いとされるが、予断を許さない状況に変わりはない。(柳原 直之)

続きを表示

2022年8月2日のニュース