試合再開飾れず3連敗の巨人・原監督「リスタート。毎日100というつもりで戦っていく」 苦境で一丸協調

[ 2022年8月2日 21:16 ]

セ・リーグ   巨人3─6阪神 ( 2022年8月2日    東京D )

<巨・神>ベンチの原監督。手前は7回途中、降板する先発のメルセデス(撮影・河野 光希)
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 コロナ禍で活動停止となっていた巨人が2日、阪神戦(東京ドーム)で13日ぶりの試合再開となったが、3─6の逆転負けで3連敗となった。7月19日以降、支配下選手41人を含む計84人の新型コロナ感染者を出し、同20日のヤクルト戦を最後に試合は計6試合延期となっていたが、再開初戦を白星で飾ることはできなかった。

 巨人・原辰徳監督(64)も誕生日となった先月22日に新型コロナウイルスの感染が発表された。異常事態の中、丸、岡本和らコロナ陽性から回復した選手を中心に打線を組んだが、わずか4安打で、得点は丸の適時打と敵失絡みで挙げた4回の3点にとどまった。

 原監督は「リスタートということで、一丸となって戦っていこうということですね」と語り、「(4回の3得点は)非常にラッキーな部分もありましたけど、一応逆転したわけですからね」と悔しそうに振り返った。7回途中4失点の先発メルセデスについては「よく投げたとは思う。防げる点はあったというところは反省点もあるかもしれませんね。よく投げた方だと思います」とした。

 ヤクルトは7月9日に高津監督、山田、青木ら1軍計14人が陽性判定を受け2試合が延期。13日の再開後は4勝9敗と苦しんだ。日本ハムも新庄監督が陽性で欠場した19~24日は1勝4敗。7月に14勝6敗と大きく勝ち越した阪神の後には、5日からはプロ野球新記録の5打席連続本塁打を記録した村上を擁する首位ヤクルト3連戦(神宮)が控えている。原監督は「今のところはベストの選手たちで、ベストを尽くすということですね。戦力が100という数字があるならば、毎日100というつもりで戦っていくというところですね」と語った。

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