静岡大・竹田龍 大会通算850号 全日本大学野球開幕 無念コールド負けも「全国でもできる」

[ 2022年6月6日 13:40 ]

全日本大学野球選手権1回戦   静岡大3―10東日本国際大(8回コールド) ( 2022年6月6日    東京ドーム )

<東日本国際大・静岡大>8回、ソロを放つ静岡大・竹田龍(撮影・藤山 由理) 
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 8年ぶり3度目の出場となった静岡大の「5番一塁」竹田龍平(4年=川和)が2―7の7回先頭で左越えソロ。「いい感じに力が抜けて、こういった大舞台で打てた。どうにかして後ろにつなごうと思って打ちました」。大会通算850号のメモリアルアーチで反撃の機運が高まったが、その裏に3点を追加され無念のコールド負けを喫した。

 野球部が拠点とする静岡キャンパスから80キロ離れた浜松キャンパスの工学部に在籍し、チーム練習ができるのは週末のみ。平日は個人練習で補っている。「みんなの支え、ベンチワークがあってこそ。ベンチ外の部員もとても精力的で、チームが一つになっていた。まだまだ戦術、技術で上を目指せる。公立高校のみんなにも、大学まで(野球を)やって、全国でもできるというのを見せられたと思う」と話した。

 ▼静岡大・高山慎弘監督「負けは監督の責任。予想以上のことを相手がやってきた。後手に回った采配ミス。私がもっと勉強し直さないといけない。選手は頑張ってくれている。(全国出場は主将の)永井(結登、4年=彦根東)の功績以外の何物でもない。個人の結果よりチームが勝つことを優先してくれる主将。甲子園出場経験があり、ウチは勝ち慣れた選手が少ないので、1年生の終わりから帝王学というか、将来主将を任せたいという話をしていた。いろんな思いがこみ上げてくる」

 ▼静岡大・永井結登主将「自分たちの野球をするまでに時間がかかってしまった。緊張していた選手も多かったと思いますし、僕もミスをしてしまった。打つべき人が打って、やれるということを見せられたけど、自分が打線の切れ目(3打数無安打)になってしまって…(嗚咽を漏らしながら)本当に申し訳ないです。こういう環境でも、ここまでできるんだぞということを、新しく入ってきた1年生にも伝えたい」

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2022年6月6日のニュース