山口高志さんが始球式「ありがたい経験」　全日本大学野球選手権が開幕

全日本大学野球選手権＜東日本国際大・静岡大＞始球式を行った山口高志さん（撮影・藤山　由理）　
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　全日本大学野球選手権は6日、東京ドームで開幕した。雨天のため神宮で予定されていた試合は順延となった。

　東京ドームの第1試合、東日本国際大―静岡大では、阪急で通算50勝を挙げた山口高志氏（72）が登場した。山口氏は72年の第21回大会で関大を優勝に導いた。

　大きく振りかぶって投じたボールはワンバウンド投球となった。山口氏は拍手の中、笑顔で降板し「ここ（東京ドーム）は近く感じて、ちょっと欲張りすぎたら力んでしまいました。ドームは実際にマウンドに立ったことはなかった。（現役は）後楽園球場時代ですから、この年になってドームのマウンドに上がれたことは、ありがたい経験をさせてもらいました」と振り返った。