エンゼルス・大谷 1安打&2四球で好機演出するも…ついに10連敗、貯金0

[ 2022年6月6日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス2―7フィリーズ ( 2022年6月4日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・エンゼルス>初回2死一塁、大谷は二盗を試みるがタッチアウト。ベース上でがっくり(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルス・大谷は4日(日本時間5日)、フィリーズ戦で3度出塁し援護したが、初回の5失点が重かった。11連敗した16年8月以来、6年ぶりの10連敗を喫し、最大11あった貯金を全て吐き出し勝率5割に戻った。

 初回はビデオ判定で覆った遊撃内野安打。四球を選んだ5回は4番ウォルシュの二塁打で一塁から一気に生還した。ただ、大谷の後を打つMVP3度の3番トラウトが6試合、26打席連続無安打と不振で打線がつながらず。ジョー・マドン監督は「投打に良くない。守備もシャープさがない」と肩を落とした。

 投手も大量失点が続く悪循環。チームは5月24日を最後に白星がなく、東海岸での直近5試合はわずか5得点に対し、34失点。指揮官は「打てないことに尽きる。トラウトにも翔平にもらしさを取り戻してほしい」と祈るようだった。地区首位アストロズに7・5ゲーム差と水をあけられ、3位レンジャーズが1ゲーム差に迫った。(笹田幸嗣通信員)

 ≪球団ワーストは「13」≫61年創設のエンゼルスの連敗記録の球団ワーストは、カリフォルニア・エンゼルス時代の88年9月19日~89年4月4日の「13」。同一シーズンでは6年前の16年8月4~15日など「11」を4度、記録している。

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2022年6月6日のニュース