緊急先発のロッテ育成・佐藤奨が3回無安打投球 前日の朗希163キロに対し、最速135キロで快投

[ 2022年2月20日 20:50 ]

<練習試合 ヤ・ロ>カーブでヤクルト打線をほんろうした佐藤奨(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 ロッテの育成2年目左腕・佐藤奨真投手が20日、ヤクルトとの練習試合(浦添)で3回無安打無失点と、四球による走者を一人許すだけの好投を演じた。

 「最初の方はちょっと緊張したけど、3回をなんとか抑えられてホッとしています」

 当初、岩下が先発予定だったが、コンディション不良で登板回避。突然回ってきた先発だったが「そういうチャンスを待っていたというか、いつ来てもいいような心の準備をしていた。やっと回ってきたという感じです」と、完璧な結果を残した。

 この日の最速は135キロだった。決して速くない直球だが、カーブで緩急を付け、チェンジアップで奥行きを生かし、カットボールでボールを微妙に動かした。

 「真っすぐがいいところに決まっていたので、それでカーブも真ん中とかだったが、相手が見逃してくれたりしたので、自分のリズムで投げることができた」

 前日には、佐々木朗が日本ハムとの練習試合で163キロを計測。球速への意欲について、専大出身の23歳は「半分諦めているというか、そこまで自分にも期待してないので」と、独自の投球術を磨いて、支配下登録を目指していく。

続きを表示

2022年2月20日のニュース