巨人・中田が軽快発進 20キロ増ボディーで初実戦「どんどんアピールしたい」

[ 2022年2月20日 05:30 ]

練習試合   巨人1ー2広島 ( 2022年2月19日    那覇 )

<巨・広>5回無死、安打を放つ巨人・中田(撮影・河野 光希)
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 弟分に負けるわけにはいかない。巨人・中田が今季初実戦となる広島戦に「6番・一塁」で先発出場し、5回に中前打を放った。チームの対外試合3試合目で坂本、丸、岡本和、ウィーラーと、主力がスタメンでそろって初実戦を踏む中、ドラフト5位右腕・松本(Honda鈴鹿)の変化球にバットを一閃(いっせん)。「今日は本当に(球が)速く感じた。160キロくらい投げてるのかなって」と戸惑いながらも、主力の中で唯一の「Hランプ」をともした。

 忍び寄る若武者の存在が闘志に火をつけた。弟子入りを志願され、キャンプ中も並んでロングティーを行う19歳の秋広が、17日のロッテ戦で4打数4安打。この日も5回から途中出場し、7回に左前打を放った。これで5打席連続安打。中田は自身のポジションを脅かす秋広に「結果が出て喜んでいると思うので、純粋に見ていてうれしい」と目を細めつつ、「僕も秋広と一緒で、どんどんアピールしていかないといけない立場。負けじと、どんどんやっていきたい」と目をぎらつかせた。

 オフの間に昨季から20キロ増量。112キロのど迫力ボディーながら、4回1死一塁の守備では軽快に3│6│3の併殺を完成させた。「しっかり守れて良かった」。初実戦で攻守に存在感を示したが「今は(結果よりも)内容じゃないですか。もっと自分の鋭いスイングをしなければいけない」とキッパリ。開幕まで1カ月余り。13歳差師弟のレギュラー争いは始まったばかりだ。 (花里 雄太)

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2022年2月20日のニュース