DeNA・三浦監督“1点の奪い方”に納得「あのチーム打撃は求められるところ」

練習試合   DeNA1ー2中日 （ 2022年2月19日    北谷 ）

＜中日・DeNA＞力投するDeNA・大貫（撮影・森沢裕）
Photo By スポニチ

　DeNAは中日との練習試合に1―2で敗れたが「1点の奪い方」に今キャンプの成果が表れた。

　「好機をつくり倉本が最低限の仕事をした。あのチーム打撃は、求められるところ」。三浦監督が振り返ったのは、0―2の4回だ。無死一、二塁から伊藤光が投犠打を決め、倉本の二ゴロで1点を返した。昨季は犠打、犠飛、進塁打を得点に絡めることができず、同様の場面で無得点のケースも多かった。今キャンプでは「無安打でも1点を奪う野球」に取り組んでおり、指揮官も納得の表情だった。

　≪開幕投手候補の先発・大貫被弾≫今季実戦初登板の大貫が、先発して3回2失点。2回には、木下に高めのチェンジアップで特大の左越え先制ソロを浴び「変化球が高めに浮いて、意図していない球が多かった」。今永が「左前腕の炎症」で離脱し開幕が微妙な状況で、開幕投手への期待もかかる。昨年は6勝でチームの勝ち頭。「まずは開幕先発陣に入りたい」と慎重だった。

　≪2度目ブルペン　小園「全力」30球≫最速152キロのドラフト1位右腕・小園（市和歌山）が、今キャンプ2度目のブルペン入り。立ち投げで20球、捕手を座らせ10球を投じた。「立ち投げは全力に近かった。球速も145キロが出ていて、この時期にしては良かったと思う」。チーム方針で別メニュー調整が続くが「今後もスタッフさんと相談しながらですが、変化球もそろそろ投げたい」と意気込んだ。