槙原寛己さん G若手投手陣に“怪物”出現熱望 昔は江川VS掛布 サトテルには誰が…

[ 2022年2月20日 19:55 ]

槙原寛己氏
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 元巨人投手でスポニチ本紙評論家の槙原寛己さん(58)が20日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。旧知の間柄で、パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と野球談議に花を咲かせ、古巣・巨人の若手投手陣に「とんでもないのが出てきてほしい」と願う場面があった。

 この日は巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(86)の誕生日当日とあって「祝86歳!ミスター長嶋茂雄伝説」をテーマに2人でミスターについて深掘りした。

 その最後に、石橋から「今年のジャイアンツはどうなんだろうっていうのをちょっと聞きたい」と意見を求められた槙原さん。「昨年(終盤に)急失速だったんでOBからしてもちょっと心配だったんですけど。野球って1年終わると1回リセットされるんで。いいスタートを今年切れればまた『なんだったんだ去年は?』っていうみたいな試合になるんじゃないかなって僕は思ってるんですけどね」「上位争いはしてくるかな」とまずは期待を寄せた。

 石橋に「気になる選手は?」と問われると「今までの選手がほとんどキーになってきちゃうんですけど、やっぱり外国人でピッチャー。それなりに目途の立つピッチャーが出てくるとかなり…。ピッチャーですよね、最終的にはね」と槙原さん。ここで石橋が「オレはこの1年言ってるんだけど、やっぱり巨人…昔の槙原、斎藤、桑田みたいな一番いい高校生をドラフト1位で獲って、それで2年でも3年でも一回2軍できっちり作って、そのピッチャーがかつての三本柱みたいにならないとちょっと無理なんじゃないのと思ってんだけど」と持論を問いかけた。すると槙原さんは「江川さん、西本さん、サダ(定岡)さんがいるころだったんで高校生を獲って余裕がある、育てようっていう元年だった」と自身の入団時を振り返り「そういうシステムにジャイアンツも多分したいんですけど、毎年勝たなきゃいけないこともあるから。(野手にも)いい選手もいるんだけど、ちょっと打てなくてもずっと使おうみたいなことができなくなっちゃってる」と指摘した。

 そして、石橋が「昔は江川卓が投げて掛布雅之が打つっていうのが巨人―阪神の伝統の一戦、みたいな」とし「一方、阪神には佐藤テルくんていうちょっと怪物が現れたじゃない、去年。この選手が4番張るようになった時に、佐藤テルにジャイアンツは誰が投げるの?っていう。ここに一枚いないんですよ」と佐藤輝明内野手(22)と今後名勝負を繰り広げていくであろう同年代の巨人投手がいないことに言及した。すると、槙原さんは「ちょっと間があいちゃってますね」とエース菅野より若い投手陣について一言。「ちょっととんでもないのが出てきてほしいですよね」と話していた。

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2022年2月20日のニュース