西武・山川「一本足ドリル」で故障防止と体幹強化「バランス良く振れるように」

[ 2022年2月20日 05:30 ]

打撃練習前にバランスディスクに乗る西武・山川(撮影・尾崎 有希)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】バランスディスクに右足一本で乗る。約5秒。ぐらつくのをこらえる。西武・山川がティー打撃で反復する宮崎・南郷キャンプの「一本足ドリル」。左足をおろし、一気にバットを振り抜いた。

 「以前足首をケガし、緩くなっているところがある。足首のトレーニングも兼ねて」と明かした。20年8月の日本ハム戦。空振り三振をした際にバランスを崩し、右足首を負傷し途中交代した。

 ディスク上では、バランス感覚が悪いと片足立ちできない。故障防止と体幹強化へ。足首の関節の可動域を広げ、柔らかくする。感覚機能を鍛え、ひねりにくくもなる。

 女子ゴルフの渋野日向子は小学時代から練習で使った。2つ用意し、それぞれの足で乗りスイングする。足元が揺れるのをこらえ、体幹を強化。ゴルフでは一般的な練習法だが、野球では珍しい。

 山川は昨季4年ぶりに規定打席に届かず、2年連続で24本塁打。「足を上げた時にぶれない、頭が突っ込まない、バランス良く振れるように」と掲げる。復活への足掛かりが、文字通り足元にある。 (神田 佑)

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2022年2月20日のニュース