セ・リーグ、史上最多の5選手に新人特別賞 セのハイレベルな新人王争いを象徴 パは伊藤大海が受賞

[ 2021年12月15日 17:21 ]

【NPB AWARDS 2021 第2部】セントラル・リーグ連盟特別表彰・新人特別賞を受賞した(左から)DeNA・牧秀悟、阪神・佐藤輝明、阪神・中野拓夢、阪神・伊藤将司、ヤクルト・奥川恭伸
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われた。今季の最優秀新人選手賞(新人王)はセ・リーグが広島・栗林良吏投手(25)、パ・リーグは宮城大弥投手(20)に決まったが、セ・リーグから新人特別賞として5選手、パ・リーグから1選手が受賞した。

 セ・リーグから受賞したのは、DeNAの牧秀悟内野手(23)、ヤクルトの奥川恭伸投手(20)、阪神の佐藤輝明内野手(22)、伊藤将司投手(25)、中野拓夢内野手(25)の5人。牧は打率・314で22本塁打を記録。阪神の佐藤輝は24本塁打、中野は30盗塁で盗塁王を獲得した。投手の奥川は9勝ながら終盤はエースとしての働きを見せ、伊藤将は10勝を挙げた。また、パ・リーグからは新人で10勝を挙げ、防御率2・90の好成績を収めた日本ハムの伊藤大海投手(24)が受賞した。

 新人特別賞は、昨年の戸郷翔征投手(巨人)まで、21人出ているが、同一年の複数受賞最多は3人だった。1990年はパ・リーグで18勝を挙げた野茂英雄(近鉄)が新人王に輝いたが、特別賞に潮崎哲也(西武)、石井浩郎(近鉄)、酒井光次郎(日本ハム)が選ばれた。1992年のパ・リーグは13勝を挙げた高村佑(近鉄)が新人王で、若田部健一(ダイエー)、片岡篤史(日本ハム)、河本育之(ロッテ)が特別賞を受賞。さらに1998年のセ・リーグは川上憲伸(中日)が新人王で、高橋由伸(巨人)、坪井智哉(阪神)、小林幹英(広島)が特別賞。リーグ5人の同時受賞は史上最多となった。

 ▼ヤクルト・奥川 今回、このような賞を頂き、うれしく思います。来シーズン以降も、こうして表彰していただけるような成績を残せるように頑張りたい。

 ▼阪神・伊藤 このような賞を頂き、ありがとうございます。来年はタイトルを獲れるように、いい成績を残して戻ってこれるように頑張ります。

 ▼阪神・中野 このような素晴らしい賞を頂きまして、ありがとうございます。個人としては盗塁王というタイトルを獲ることができましたが、2年連続獲ることも大事ですし、ほかのタイトルも獲れるように来年も頑張っていきたい。

 ▼阪神・佐藤 来年は何かタイトルを獲って、また戻ってこれるように頑張っていきたい。

 ▼DeNA・牧 来年はこの数字より少しでもいい成績を残したい。賞を獲って、またこの舞台に戻ってきたい。

 ▼日本ハム・伊藤 素晴らしい賞を頂けて、本当にうれしく思っています。来年以降が本当に大事になってくる。今後とも応援をよろしくお願いします。

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2021年12月15日のニュース