MVPのオリ・由伸 目指すは「神の子」マー君超え 「負けないことはとても難しい。そこを目指して」

[ 2021年12月15日 22:08 ]

【NPB AWARDS 2021 第2部】 沢村賞を受賞したオリックス・山本由伸=都内ホテルで(代表撮影)
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)に、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(23)に決まった。

 今季は26試合に登板し、18勝5敗、防御率1・39で、勝率.783、206奪三振。チームの25年ぶりのリーグ優勝へ大車輪の活躍だった。シーズンでは最多勝、防御率、最多奪三振、勝率第1位の先発投手タイトル4部門を独占し、さらに沢村賞、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、最優秀バッテリー賞と先発投手として、獲得できるタイトルは総なめにした。

 満票MVPこそ逃したが、山本は2位に圧倒的な差をつけて選出。「パ・リーグで一人しか受賞できない。本当にうれしく思う」と喜びをかみしめた。

 東京五輪でも金メダル獲得に貢献。そんな五輪期間中に、チームメートとなった楽天・田中将に特別な感情を抱く。理想とする投手を問われた際には「五輪で一緒にプレーさせて頂いた田中さん。とても尊敬しています」と話し、「24勝した年は今も印象に残っています。負けないということは、とても難しいこと。そこを目指してやっていけたら」と目標としていることを宣言した。

 田中は2013年に、無傷の24連勝をマーク。12年から13年にかけては28連勝をマークしている。山本は今季、球団新記録となる15連勝を記録し、そのままシーズン終了。来季は「神の子」超えの期待が掛かる。

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2021年12月15日のニュース