広島・平川蓮 ついに両打ち覚醒!?左で右でフェンス直撃2塁打 試合中に相手から技術“盗む”めざとさも

[ 2026年5月6日 05:05 ]

セ・リーグ   広島5―5DeNA ( 2026年5月5日    横浜 )

<D・広(7)>8回、左打席で2点適時二塁打を放つ平川(撮影・島崎 忠彦)
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 広島のドラフト1位・平川蓮外野手(22)が5日のDeNA戦(横浜)で2安打2打点をマークし、パワフルな両打ちの価値を発揮した。6回に右打席で左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、3点劣勢の8回には左打席で右翼フェンス最上部にぶち当てる2点二塁打。試合は、途中出場した持丸泰輝捕手(24)が9回にプロ1号の中越え同点弾を放ち、今季2度目の延長12回引き分けに持ち込んだ。 

 プロ1号は近い…と予感させる、打球の上がり方だった。「6番・右翼」で先発した平川が、左右の打席で3・27開幕戦以来となる長打を2本放ち、今季2度目の延長12回引き分けに貢献する2打点。打席を振り返る中で、仰天発言が飛び出した。

 「右打席は新井監督に教えてもらいながらやっていますが、左は試合中に何か変えようかなと思い、(DeNAの)林琢真さんのバッティングが良かったので、ちょっとやってみたら良かったです」

 3点を追う8回2死一、三塁の好機。この日初めて左打席に立った平川は、カウント1―2から内寄りに甘く入ったレイノルズのスプリットを捉え、右翼フェンス最上部にぶち当てた。価値ある2点二塁打。何と、それこそが林のスイングを模倣した成果だった。

 「説明するのは難しいけど、打席前の素振りです。自分のやりたいスイングをしていたのでやってみようと」

 伏線はあった。6回1死一塁で、林が床田のカットボールを右越え2ラン。打席に入る前のスイングを観察した際に、ひらめくものがあったようだ。宇宙人と異名を取る、感覚派の平川らしいエピソードではある。

 もう少しでフェンス越えの打球は他にもあった。開幕戦以来の長打をマークしたのは1点劣勢の6回2死だ。右打席で東の外角高め直球を振り抜き、左翼フェンスを直撃する二塁打。延長10回2死一塁の場面でも、左打席でルイーズから右翼への大飛球を放った。

 打球が上がらず、単打が圧倒的に多かった中で、ようやく描き始めた放物線。新井監督は「蓮はここ数試合、ずっと内容がいい。右打席が良くなったし、左打席も角度がつきだした。自信にしてもらいたい」と語った。

 何しろ、一発長打こそがスイッチヒッター・平川が持つ最大の魅力。左右両打席で打球が上がり始めたいま、プロ1号や長打への期待は大きく膨らむ。

 「いい感じだと思いますが、きっかけになりそうか、まだ分からないです」

 プロの厳しさを体感しており、大言壮語はしない。ただ、きょう6日以降も左打席で林のスイングを続けるという。目が離せない。 (江尾 卓也)

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