巨人・大勢 復活1回完全2K!祖父から送られた喝「ふ抜けてる。もっと腹据えて投げろ」に感謝

[ 2026年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2026年5月5日    東京D )

<巨・ヤ>8回、無失点に抑えて吠える大勢(撮影・光山 貴大)
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 「こどもの日」に復活の快投だ。巨人・大勢投手(26)が5日のヤクルト戦で9日ぶりに登板し、1回無失点でコンディション不良からの回復を印象付けた。1点リードの8回に2奪三振を含む打者3人斬り。圧巻の11球で3連敗で止める逃げ切り勝利に貢献した。不在の間はブルペンが不安定。改めて存在感を示した。

 帰ってきた8回のマウンドで、大勢が仁王立ちした。古賀をフォークで空振り三振に斬ると大声を張り上げながらガッツポーズをつくった。続く内山を二ゴロ。最後は武岡から空振り三振を奪って再びほえた。予期せず届いた激励に圧巻の11球で応えた。

 「昨日(4日)おじいちゃんから電話がかかってきて“最近、お前に一番足りてないのは気合や”って言われたんで、気合だけ入れて向かっていきました」

 コンディション不良のため4月29日の広島戦から登板を回避。1日からの甲子園での阪神3連戦には同行せず、ジャイアンツ球場で調整した。祖父・八五郎さんから電話があったのは前日の朝。「心配してくれたんだな」と思って出ると、「ふ抜けてる。もっと腹据えて投げろ」と一喝された。再合流から2日目。26日のDeNA戦以来の登板は1点差のしびれる場面でやってきた。

 「本当にその言葉をマウンドに上がっても思い出しながら、腹くくって投げました」

 中軸を3人斬り。巨人ファンで阪神戦の前には「森下と(佐藤)輝さんは歩かせろって連絡が来ます」と助言もくれる祖父に最高の結果を届けた。

 生後7カ月の時に川崎病を発症するなど幼少期は苦しい時間も過ごした。中学時代は祖父の手作り打撃ケージなどで思いきり野球に打ち込み、プロ野球選手に育った。昨季からは社会貢献活動「川崎病支援プロジェクト」を始め、今は夢を与える立場。「こどもの日」に集まった観衆4万2228人の視線を気迫十分の熱投でくぎ付けにした。

 3連敗で止める1点差勝利に貢献。やはり大勢がいるだけでブルペンは引き締まる。大好きな祖父、そしてチームにもファンにも勝利を届けるため、まだまだ闘魂を込めて腕を振り続ける。(村井 樹)

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