中日・与田監督 長打力の差に嘆き節「ホームラン向こうに出て、ウチは…」 本拠地24試合でいまだ5本

[ 2021年5月22日 19:11 ]

セ・リーグ   中日4-5巨人 ( 2021年5月22日    バンテリンD )

<中・巨(10)>巨人に敗れガックリと頭を下げる与田監督(左)(撮影・椎名 航)
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 粘り強い攻撃で0―5から4点を返したが、あと1点が届かず。与田剛監督(55)は「いつも言うんですが、負ける時は“あと一本が…”というところですね」と首をひねった。

 大砲の威力に屈した形だ。先発・ロドリゲスは2回無死、丸に左越え先制ソロを被弾。3回には岡本和に右中間への3ランを浴びた。中日のバンテリンドームでのチーム本塁打は24試合で5本。巨人は5試合で5本となった。最多はDeNAで6試合で6本を記録。指揮官は「やっぱりホームラン2本が向こうに出て、ウチは出ていない。そういうところの得点の差は出ますよね」と嘆いた。

 それでも6回にビシエドが2点打を放つなど、打線のつながりで対抗した。9回は先頭の根尾が四球で出塁し、代走・高松が次打者・石橋の初球に二盗に成功。犠打で1死三塁と絶好の同点機を整えた。しかし、あと一歩が届かない。1番・大島が左腕・高梨に空振り三振に倒れ、代打・武田も右腕・鍵谷に中飛。監督は大島について「何とかバットに当てれば、チャンスはあったんですけど」。打率・300の左打者・井領ではなく、武田に託した理由を「いろんな意図があります。選手を信頼して出しているので。武田に限らず、他の選手もそうですけど」と話した。

 連勝はならず、借金は今季最多タイの7。首位・阪神とのゲーム差は11・5になった。「やはり、どうしても勝たないとね。選手達は、とにかく結果を出そうと頑張ってくれている。それが勝ちに結びつくように、とにかく粘り強く戦っていくしかない」と言葉に力を込めた。

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2021年5月22日のニュース