ヤクルト・小川“一球入魂”で4勝目 先制後も気負わず17回連続無失点「集中できた」

[ 2021年5月22日 20:40 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0DeNA ( 2021年5月22日    神宮 )

<ヤ・D>ヒーローインタビューを終え笑顔の西浦(左)と小川(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルト先発の小川泰弘投手(31)が8回3安打無失点の好投で4勝目。2試合連続の完封勝利とはならなかったが「前回同様自分らしいピッチングを目指して1球1球丁寧に腕を振りました」と喜んだ。

 前回「マダックス」(100球未満での完封)を達成した中日戦(〇5―0)から「基本に立ち返って走り込みだったり、自分のフォームを見直してストレートをしっかり投げ込めるように調整してきた」と明かし、「結果が出て良かった」と17回連続無失点となったことを誇った。

 決勝点となった3回、西浦の2号ソロには「いい放物線で頼もしかったです」とニヤリ。さらに「1点で勝とうと思ったら守りに入ってしまうので、点が入ったことも気にせず、常に(目の前の)1球に集中出来たと思います」と好投の要因を答えた。

 最後に次回交流戦での登板に向け「相手は強いと思いますけど、勇気をもって腕を振ってどんどん攻めていくピッチングをしていきたいと思います」と意気込んだ。

 ▽「マダックス」 大リーグで100球未満での完封を意味する。86~08年にブレーブスなどで活躍したグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれた。04年に16勝を記録し、17年連続15勝以上を達成。通算355勝を挙げ、サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度。14年に殿堂入り。

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2021年5月22日のニュース