MVPを獲得した上武大・ブライト健太 ガーナ人の父を持つ長距離砲の歩みは「リアルドカベン」

[ 2021年5月22日 19:05 ]

関甲新学生野球春季リーグ戦第7節1日   上武大6―1白鴎大 ( 2021年5月22日    上武大野球場 )

最高殊勲選手賞に輝いた上武大のブライト健太(撮影・柳内 遼平)
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 関甲新学生リーグの上武大は22日、上武大野球場で春季リーグ戦を行い、白鴎大を6―1で下し、2季連続35度目の優勝。全日本大学野球選手権(6月7日開幕、神宮ほか)に38回目の出場を決めた。

 ガーナ人の父を持つブライト健太外野手(4年・葛飾野)は「4番・左翼」で先発出場。初回2死二塁から決勝打となる右前適時打で優勝に貢献。リーグ戦13試合で打率・383、3本塁打、12打点(22日時点)の活躍で最高殊勲選手賞に輝き「素直にうれしい。優勝できて、ほっとしている。目標は日本一なのでこれからだなという気持ちです」と喜んだ。

 ブライトは1メートル84、84キロの体躯を持つ右投げ右打ちの外野手。50メートル走5秒9の俊足、遠投100メートルの強肩を持ち、高校時は通算38本塁打を放った長距離砲だ。

 だが、大学野球の舞台では変化球への対応に苦しみ、昨秋まで控え選手だった。従来は「ホームランしか狙っていなかった」という荒削りな打撃だったが、冬の練習期間で確実性のアップに取り組んだ。ボールを引きつけて、ストライクゾーンに来た球だけをスイングすることで打率は向上。初のレギュラーとしてのシーズンで最高の結果を残し「シーズン通してボール球を見逃すことができた。(バットに)当たったら飛ぶことはわかっていた」と胸を張る。

 昨秋に4番を務めた古川裕大捕手は、日本ハムにドラフト3位指名を受けた。夢を叶えた先輩の姿を「どんなに調子が悪くても、4番がぶれたらチームが傾く。古川さんはそういう状況でもどっしりしていた」と振り返り「目指すところはプロ」と同じ舞台を目指す。

 小6で野球を始めるまでは柔道に打ち込み「忍耐力を鍛えた」という。柔道から始まり野球で躍動する様は、まるで漫画「ドカベン」。ぜひ、プロ野球編を見せてほしい。(柳内 遼平)

 ◇ブライト 健太(ぶらいと・けんた)1999年5月7日生まれ、東京都足立区出身の22歳。小6で野球を始め、中学時は軟式のシニアクラークに所属。都葛飾野では1年夏からベンチ入り。甲子園経験なし。上武大では2年春、3年秋、4年春にベンチ入り。憧れの選手はエンゼルス・大谷。1メートル84、84キロ。右投げ右打ち。

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