ヤクルト 9回ヒヤリも…小川が8回3安打無失点で4勝目 西浦2号ソロの1点守り抜く

[ 2021年5月22日 20:05 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0DeNA ( 2021年5月22日    神宮 )

<ヤ・D>ヤクルト先発の小川(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルトは22日、DeNAに1―0で勝利し、連敗を「2」で止めた。先発の小川泰弘投手(31)が8回3安打無失点の好投で4勝目。西浦直亨内野手(30)の2号ソロによる1点を最後まで守り抜いた。

 小川は初回、2回を3者凡退と上々の立ち上がり。3回は2死二塁と、この唯一得点圏に走者を背負うも桑原を中飛に打ち取り無失点。4回以降も安定感抜群の投球で二塁すら踏ませず。8回までちょうど100球。前回「マダックス」(100球未満での完封)を達成した中日戦(〇5―0)から17回連続無失点となった。

 1―0とリードし9回のマウンドに上がったのはマクガフ。先頭の桑原に二塁打を浴び、関根の2球目がワイルドピッチとなり、いきなり無死三塁のピンチ。だがここで奮起し、関根を一ゴロ、佐野を見逃し三振。最後はオースティンを中飛に打ち取り2セーブ目を挙げた。

 ▽「マダックス」 大リーグで100球未満での完封を意味する。86~08年にブレーブスなどで活躍したグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれた。04年に16勝を記録し、17年連続15勝以上を達成。通算355勝を挙げ、サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度。14年に殿堂入り。

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