史上3番目の遅さで記録した巨人・岡本の初三塁打 なぜ今まで出なかったのか考えてみた

[ 2021年4月20日 09:30 ]

<D・巨>6回、三塁打を放った岡本(撮影・島崎忠彦)
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 物心ついた頃からテレビ番組の「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」が好きだった。みのもんたが全てアドリブでナレーションをしていて、原稿はなかったなんてエピソードを聞いたときは驚きだった。

 ただ、子供心にふに落ちないこともあった。珍プレーが番組の9割以上を占めていて、好プレーは番組の最後に集約され、あっという間に終わるということ。ダイビングキャッチや内外野の連携プレーをギュッと凝縮。華麗な守備はまさにプロの技だと魅了された。

 打撃だけではなく、守備にも1、2軍でレベルの差はある。これが巨人・岡本和の「珍記録」に関係しているのでないだろうか。
 18日のDeNA戦。主砲が7年目で記録したのはプロ初の三塁打だった。6回に平田から中堅に打球を運び、捕球を試みた中堅手の桑原が飛びついて後逸した間に激走。実に1903打席目。三塁打を記録した選手では西武・デストラーデの2066打席目、阪急・高井保弘の1995打席目に次ぐ史上3番目に遅い記録となった。

 ここまで出なかったのは体重100キロ近い巨体だから…なんて簡単には説明できないと思う。2軍戦の成績を調べてみると10本も記録していた。しかも1064打席で。プロ入りから確かに体は年々デカくなっているが、劇的に足が遅くなっているとは思えない。走塁センスもある。昨季は2盗塁を決めていて、通算では9だ。

 ならば、なぜ三塁打が出なかったのか。あくまで一つの仮説だが、冒頭に記した1軍の守備力の高さではないだろうか。サイクル安打達成時に最も三塁打が困難とされるのも、同じ理由だと思う。(記者コラム・神田 佑)

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