DeNA・三浦監督「こういう試合を続けていけば必ず道はひらける」 10戦勝ちなし、0―0も前を向く

[ 2021年4月20日 20:52 ]

セ・リーグ   DeNA0―0中日 ( 2021年4月20日    横浜 )

<D・中>引き分けに終わりスタンドに向かってあいさつする三浦監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 DeNAは0―0で中日と引き分け、今季4度目のドロー決着。連敗を8で止めることはできず、8日の中日戦(バンテリンD)で挙げた今季3勝目を最後にこれで10試合勝ちなしとなった。通算成績は22試合で3勝15敗4分け。

 それでも「勝てなかったですけども、本当にみんな良く守ったと思います」と三浦大輔監督(47)。毎回のように走者を出しながらも粘り強く投げ続け、7回6安打無失点と抑えた先発右腕・大貫について聞かれると「調子自体はそれほど良くはなかったと思うんですけども、悪いなりにしっかりと踏ん張ったと思いますし、要所要所でバックは守ってくれたと思います」と振り返った。

 打線は昨季の沢村賞左腕・大野雄に3回まで完全に抑えられ、その後も8回までわずか散発3安打。4回にはその大野雄から先頭・神里が内野安打で出塁して次打者・宮崎の3球目にすかさず二盗成功と無死二塁の先制機を築いた。1死からオースティンも左前打で続いて一、三塁とチャンスを広げたが、昨季セ・リーグ首位打者の主砲・佐野が一直に倒れた後、試合前まで打率・333(リーグ3位)、6本塁打(同2位)、18打点(同1位)と大活躍中の新人・牧が大野雄の内角直球に手が出ず、見逃し三振。「もうあと一歩というところでしたけども、なかなかやっぱりそれだけの投手ですから。ホームは遠かったですね、はい」と悔しがった。

 それでも今季目指す攻撃に近づいた4回の攻撃だったのでは?と水を向けられると「やろうとしていることは徐々には、そうですね。歯車がちょっとずつ噛み合ってきているかなと思いますし、こういう試合を続けていけば必ず道はひらけると思います」と言い切った。打線が無得点に終わるのは今季4度目。8連敗が始まった9日の阪神戦(横浜)からこれで10試合連続3得点以下となり、最後の白星から10日間が過ぎた。それでも「またあしたからみんなで頑張っていきます」と三浦監督。必死に前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月20日のニュース