日本ハム・近藤 初の首位打者獲得へ邪念捨てる「チームの勝ちを優先」

[ 2021年1月26日 05:30 ]

フリー打撃を行う近藤(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの近藤健介外野手(27)が25日、沖縄・名護のキャンプ地で行われている先乗り自主トレに合流。悲願の首位打者獲得へ「セルフコントロール」をテーマに掲げた。昨季はプロ9年目でキャリアハイの打率・340をマークも、・350で首位打者を獲得したオリックス・吉田正尚外野手(27)らとの激戦で日々変動する数字に翻弄(ほんろう)されたことを反省。邪念を捨ててチーム打撃に徹する考えを示した。

 右へ、左へ。キャンプ地・タピックスタジアム名護でのフリー打撃。近藤は35スイングで半数以上が安打性と抜群のバットさばきを披露した。

 今月5日から鹿児島・徳之島で渡辺、清水らと合同自主トレ。連日の猛練習で体は張っているが、「徳之島で体を追い込んだし、あとは技術を詰めていく段階。体は凄くいい状態で練習できている」と手応えを口にした。

 昨季は2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得も、初の首位打者獲得はならなかった。吉田正、ソフトバンク・柳田の三つどもえで打率・340以上のハイレベルな激戦。日々、数字が変動する中でトップに詰め寄った際には「めちゃめちゃ意識していた」と反省した。

 もっとも意識したのが、10月15日の西武戦(札幌ドーム)だという。プロ野球タイ記録の1試合4二塁打を含む5安打を放ち、試合前まで1分1厘差あった打率が一気に4厘差まで接近。それまで「半分諦めていた」と明かしたが、「目の前にあったらがっつきたくなっちゃう」と欲が出て失速したことを猛省した。「四球でもいい打席で安打を欲しがると(打撃が)強引になってしまう。チームの勝ちにもつながらないので、まずはチームの勝ちを優先しながら(首位打者を)獲れたらいい」と今季は邪念を捨ててチーム打撃に徹する考えを示した。

 徳之島では8人の大所帯で後輩を引き連れて自主トレを行ってきたが、チーム力強化へキャンプでも後輩の指導にも意欲的だ。グラウンドだけでなく、宿舎の部屋にも教えを請いに来る意欲がある後輩がいれば「それくらい野球に対する思いがあれば応えたい」と歓迎した。

 選手会長として迎えるプロ10年目。無心で打席を積み重ねていった先には、悲願のタイトルが見えてくるはずだ。(東尾 洋樹)

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