野球界に新風 『グローブ再生工房 Re―Birth』誕生

[ 2021年1月14日 09:00 ]

使用済みのグローブ(左)を高品質かつ低価格で再生(右)している「野球グローブ再生工房 Re―Birth」

 2021年1月7日。東京都大田区・蒲田に野球界の未来に貢献する店舗がオープンした。その名は「野球グローブ再生工房 Re―Birth」。グローバルポーターズ株式会社(東京都大田区)が運営し、野球のグラブのリサイクルをメインとした循環型サービスを展開している。すでに2020年2月からオンライン限定で取り扱ってきたが、今年1月からは店舗も構えることになった。

 同社の米沢谷友広社長(38)は「破棄されてしまうことが多い使用済みや休眠中のグラブを、高品質かつ低価格のグローブに再生し、未来のプレイヤーたちにつないでいきたい。そして、このサーキュラーエコノミーを野球産業の新しい文化として醸成し、野球人口の増加に貢献、地球環境にも配慮した持続可能な『未来の野球界』を創造したいと考えています」とその熱い思いを語ってくれた。

 近年、野球人口は減少傾向にある。野球ができる公園などの減少、格差社会が進行する中で家計への負担などその理由は様々なものが考えられている。そんな中、同社は年間約100万個が流通しているといわれるグラブの行方に注目。それまでは多くが破棄されていたが、大半が天然皮革を使用していることから再生可能資源と捉え、グラブとしての修復や、名刺入れ、ペンケースなど形を変えたリサイクルを始めた。

 米沢谷社長の実体験にも基づく。秋田県横手市で生まれ、小2から本格的に野球を始めた。高校はオリックスの高山1軍投手コーチやヤクルト・石川をOBに持つ名門・秋田商に進学。投手としてプレーし、2000年には夏の甲子園出場も果たした。野球に青春を捧げた3年間。米沢谷社長はその環境に感謝しつつ「グラブは5、6個買うのが普通で、私もそうでした」と振り返る。バットや革手袋などその他の用具も必要で、金銭面の負担も少なくはなかった。

 大学進学後、スポーツ小売業を経て、アマゾンジャパンに入社。両社に務めた約13年間、業務としてスポーツに携わってきた。そのノウハウも生かし、同店舗ではグラブの破れや補強など修理全般に加え「一般的なスポーツ店では断ることも多い、平裏・指袋(グローブの裏革)の総交換やオーバーホールも承っています」(米沢谷社長)。また、思い出が詰まったグラブの生地を使い、名刺入れやペンケースなどに変えることで、プレーしてきた本人はもちろん、支えてくれた家族や周囲の人たちに対し、贈答品としてプレゼントすることもできる。

 願うのは野球界の発展。「野球グローブ再生工房Re―Birth」は、その一役を担う。

★野球グローブ再生工房Re―Birth店舗概要
 ○ホームページ
 https://www.re―birth.jp/
 ○住所
 〒144―0052
 東京都大田区蒲田5丁目26―8 アーデル蒲田1階
 ○電話番号
 03―6281―8783
 ※スタッフは野球用品の販売・修理歴15年以上のベテラン。甲子園常連校のチームサポートを始め、これまで10000個以上のグラブに携わっている。グラブの湯もみや型付け、修理、メンテナンスなど、何でもご相談ください。

★オープンキャンペーン
 (1)1月7日~2月28日の期間中、不要になったグラブ下取りで店内グラブ購入の場合、全品20%オフ。
 (2)グラブ買取査定無料。
 (3)店頭にてインスタフォロー及びLINE登録で、野球ソックス3足またはゼットランドリー袋をもれなくプレゼント。

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