165キロも不可能じゃない!筋トレ未経験で154キロのオリックス舜平大は伸びしろMAX

[ 2021年1月14日 05:30 ]

ダッシュで汗を流すオリックス・山下(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 オリックスのドラフト1位・山下舜平大投手(18=福岡大大濠)が、高校時代に筋力トレーニング未経験にもかかわらず、最速154キロの剛球だったことが判明した。自身の目標に掲げるエンゼルス・大谷が日本ハム時代の16年に記録した日本最速165キロ更新が、現実味を帯びてきた。

 「オリックスに来て、初めて上半身のウエートをしました。足はしていましたが、高校ではトレーナーさんがいなかったので、上半身は、しっかり教わる中で鍛えたかったので全くせず、です」

 大器の予感が漂う。1メートル89の大型右腕の上半身は、全くの手付かずだった。高校入学時の球速は138キロだったが、1日5食、米7~8合を摂取し体重10キロ増の93キロとし、150キロ台に到達。球種は直球とカーブの2種類だけで、まさに素質だけで九州No・1投手の称号をつかんだ逸材と言える。まだ18歳で、身体面も発展途上と考えれば、大台突破の期待は膨らむ。

 「自分は初めてなので、トレーナーさんに“伸びしろは、しっかりあるな”と言われました。自分も楽しみです。しっかりメニューをこなせばレベルアップできると思うので」と山下。規格外ルーキーが描く上昇曲線は青天井だ。(湯澤 涼)

続きを表示

2021年1月14日のニュース