ソフトB・周東 来季は師匠・今宮とGG賞目指す 「難しいですが、できれば最高」」

[ 2020年12月13日 05:30 ]

来季はゴールデングラブ賞を目指す周東
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 足の次は手でも魅せる!ソフトバンク・周東佑京内野手(24)が12日、来季の目標に師匠・今宮と二遊間を組んでのゴールデングラブ賞獲得を掲げた。今季は50盗塁で初タイトルとなる盗塁王を獲得した韋駄天(いだてん)が、捕球と送球を鍛え直して“守備の初タイトル”も狙う。

 この日の午前10時頃からペイペイドーム内でウエートトレーニングとスイングで汗を流した周東には、来季に向けた体づくりのテーマと、新たな標的が見えていた。

 「キャンプからシーズン終わりまで体が持つように、強い体づくりをするのが一番。やることは多いですし、一番は(今宮)健太さんのケガが治ってもらって二遊間を組みたい。そこで、ゴールデングラブ賞。難しいですが、できれば最高」

 今季は9月中旬から正二塁手に定着した。103試合で50盗塁に成功し、初タイトルとなる盗塁王に輝いた。10月16日楽天戦から同30日の西武戦まで、12試合連続盗塁のプロ野球新記録も樹立。記録は「13試合連続」まで伸び、メジャー記録も更新した。2019年プレミア12の侍ジャパンでブレークした快足に磨きをかけたシーズンだった。

 一方で、守備では総失策数がリーグワーストの12。二塁手だけで8失策を数えた。そのため、昨オフに続いて挑む今宮との“師弟自主トレ”で捕球と送球を鍛え直すつもりだ。

 「正面の簡単なゴロのミスが多かったのと送球ですね。練習から多く球を捕って、確実性を。繰り返しやるしかない」と過酷な反復練習を覚悟している。

 2年連続の盗塁王に加えて、初のゴールデングラブ賞獲得へ。「そんなにゆっくりする時間はない。休んでいる、空いている時間を使って練習するしかないと思っています」。同賞を5度受賞した名手の今宮から守備を盗み、周東は新たなターゲットへ向かって、まだまだ走り続ける。

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2020年12月13日のニュース