阪神・矢野監督 「6番・右翼」にドラ1・佐藤輝抜てき 現時点での来季開幕オーダー発表

[ 2020年12月13日 05:30 ]

阪神・矢野監督
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 阪神の矢野燿大監督(52)が12日、関西テレビ「こやぶるSPORTS」に出演し、早くも現時点での来季開幕オーダーを発表。「6番・右翼」にドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)を抜てきした。あくまで「競争に勝てば」の前提付きながら、大物ルーキーへの期待の大きさを改めて示した。

 サービス精神おう盛な矢野監督らしい夢のあるラインナップだった。「こやぶるSPORTS」で発表した現時点での“開幕オーダー”。提示されたボードの「6番」の枠に、自ら名前を入れたのが佐藤輝だった。

 「競争の中で勝ってきてくれたら、もちろん。常に競争と言っているので。やっぱり魅力がありますよね、遠くに飛ばせるんで。身体能力も高いので、近い将来、大山と佐藤で本塁打王争いをできるような素材、日本を代表するような素材だと思うので」

 今秋のドラフトの目玉だった逸材。テレビ番組の中でのリップサービスがあったとしても、4球団競合の末に自ら引き当てた大物ルーキーへの期待の大きさは本物だ。今年の近大では主に三塁を守っていたが「現状、僕は外野を考えているんですけど、外野の守備がどれぐらいできるかというのもポイントになってくると思う」と具体的に言及した。

 もちろん、先輩たちの刺激になることも見込む。ボードの佐藤輝の横には「ここはちょっとたくさんになっちゃう」と高山、糸井、陽川、中谷ら4人の名前を並べた。若手、中堅、ベテラン関係なく、激しい競争に期待をかける。

 3番には獲得秒読みのメル・ロハスJr.を想定してか「新助っ人」を抜てき。4番は「スタートは、よほど調子が悪くなければ悠輔でいきたい」と大山を指名した。ボードに投手の欄はなかったが、開幕投手には「現状はやっぱり西(勇)に頼る形になる」と明言。あくまで現段階ながら、21年版猛虎の一つの理想型が示された。

 来季のスローガンは「挑・超・頂」。プロの世界に挑む佐藤輝がポジションを勝ち取るのか。他の選手が指揮官の予想を超える活躍を見せるのか。全ては頂点へとつながっていく。(山添 晴治)

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