歳内“フォーク攻め”で7回零封!プロ初の先発勝利に感謝「ヤクルトに拾ってもらったおかげ」

[ 2020年10月1日 22:03 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―0DeNA ( 2020年10月1日    横浜スタジアム )

ウイニングボールを手に高津監督(右)と笑顔を見せる歳内(撮影・白鳥 佳樹)
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 NPB復帰後3試合目の先発マウンドとなったヤクルト・歳内宏明投手(27)がプロ最長7回を5安打無失点で今季初勝利。阪神時代の15年9月29日DeNA戦以来となる5年ぶり白星を手にし「阪神時代の2勝は中継ぎでのものなので先発で勝てて良かった」とプロ入り後初となる先発での勝利を喜んだ。

 この日は序盤から安定感抜群の投球。「浮いたボールをヒットされることが多かったので、とにかく低めに粘り強く投げることを意識しました」と得意のフォークボールを多投するなどDeNA打線から凡打の山を築いた。

 プロ最長となった7回には2死から連打を許し一、二塁とされるも代打の山下をフォークで二ゴロに打ち取りガッツポーズ。「フォークを投げてタイミングが合っていないなと感じましたし、一番自信のあるボールなのでとにかく低くそれを続けることが出来たので抑えることが出来たと思います」と山下に対しては7球全てフォークという徹底した攻めで無失点に抑えた。

 歳内は19年オフに阪神から戦力外通告を受け、四国アイランドリーグplus・香川を経て今年9月6日にヤクルトと契約。「ヤクルトに拾ってもらって、こうやって結果を出すことが出来てまずホッとしています。ここまで色んな人に支えてもらって今があると思うので、そういう方々に感謝しながら頑張っていきたいと思います」と更なる飛躍と恩返しをファンの前で誓った。

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