ヤクルト・ドラ4増居 プロ初先発でプロ初勝利 B'z稲葉まねた長髪なびかせ5回1失点

[ 2026年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―1巨人 ( 2026年4月19日    神宮 )

<ヤ・巨>ヤクルト先発・増居(撮影・尾崎 有希)
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 肩まで伸びた長い髪をなびかせ、ゆっくりとマウンドに上がった。B'zの「さまよえる蒼い弾丸」の曲に乗って登場。プロ初先発のヤクルト・増居の“ライブ”が始まった。

 「要所要所で聴いてきた曲。凄く気持ちが上がるので」とこだわった曲を力に変え、初回3者凡退。打席は「恋心」で入った。「有名どころだとこの十何年の愛が伝わらない」という選曲を披露。ステージでファンを魅了する稲葉浩志のように堂々と、5回2安打1失点でプロ初勝利を挙げ「勝って終わることができて凄くホッとしている」と喜んだ。

 小学5年時に聴いた「ultra soul」がきっかけで大ファンに。美容室では写真を見せ「稲葉さんみたいに」とオーダーする。昨年伸ばし始め、理想に近づくために縮毛矯正もした。

 進学校の彦根東では2度甲子園に出場。3年春の花巻東戦で9回無安打無得点ながら延長に突入する幻の“ノーノー”で名をはせたが、進路は国立大を目指していた。3年夏は自身が打たれ滋賀大会準々決勝で敗退。不完全燃焼で「もう一回、野球をやりたい」と慶大を受験した。慶大で日本一に貢献すると、トヨタ自動車でも日本一。ドラフト4位でプロの道を切り開いた。

 12日に救援でプロ初登板。球団の新人が巨人戦でプロ初先発初勝利するのは11年の七條祐樹以来、15年ぶり2人目だ。今年の新人では巨人・竹丸、ロッテ・毛利に次ぐ3人目の白星で、リーグ連覇した22年以来で今季最多の貯金9に導いた。「投げた試合に勝てるピッチャーとして、長く続けていきたい」。首位を走るチームに期待の新戦力が羽ばたいた。(小野寺 大)

 ◇増居 翔太(ますい・しょうた)2000年(平12)5月25日生まれ、滋賀県出身の25歳。小2から野球を始め、稲枝中では軟式野球部に所属。彦根東では2年夏、3年春に甲子園出場。東京六大学リーグの慶大では1年春からベンチ入りし、リーグ戦通算17勝。トヨタ自動車では24年の日本選手権で優勝しMVP。1メートル73、74キロ。左投げ左打ち。

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