巨人・高梨 安定感生み出す“プロを生きていく”トレーニング

[ 2020年8月22日 09:00 ]

巨人の高梨
Photo By スポニチ

 巨人はすでに今季50試合以上を消化している。首位を快走する中、特に目を引くのがリーグトップのチーム防御率3・25。開幕8連勝のエース菅野や20日の阪神戦で6勝目を挙げた高卒2年目の新鋭・戸郷らがけん引する先発陣もさることながら、強力な救援陣もその数字を支えている。

 中でも存在感を示しているのが7月に楽天からトレードで加入した高梨だ。変則フォームを武器とする左腕はマウンドで仕事を淡々とこなし、抜群の安定感を誇る。移籍してここまで13試合連続無失点で防御0・00。7ホールドもマーク(21日時点)する。楽天2年目の18年には球団史上最多となる70試合に登板した鉄腕の補強は、チームの首脳陣のみならず、球団OBや関係者らも「いい補強だった」と口をそろえる。

 そのトレーニング方法も独特だ。棒を両手で頭上に上げながら階段ダッシュをしたかと思えば、右投げでキャッチボールをしたり、逆立ちしたり…。ある日の練習中にはブリッジをして、そのままの状態で手を中心にぐるっと体を一回転していた。

 その姿を目にした宮本投手チーフコーチは「スパイダーマンみたいだよ」と柔軟性を称賛し「自分のトレーニングをやってる。これでプロを生きていくというか、自分でイメージしているものがあるんでしょうね」と感心。独自で工夫を凝らした練習が好投を支えているのだろう。巨人入団時には「とにかく0に抑えるところをストロングポイントと言えるようにやっていきたい」と語ったことをまさに体現している。

 自身のYouTubeチャンネル「たかなしきっちん」で手の込んだ料理の動画を上げるなど「料理男子」としての顔もファンの間では話題になった。9月には13連戦が控えており、高梨の存在はブルペンに欠かせない。シーズンを通して打者を料理していく姿に注目したい。(記者コラム・田中 健人)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年8月22日のニュース