誠也だ! 松山だ! 初回から藤浪を攻略 広島・佐々岡監督「言うことなし」

[ 2020年8月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6‐0阪神 ( 2020年8月14日    京セラドーム )

<神・広(9)> 3回無死一塁、中前打を放つ鈴木 (撮影・平嶋理子)                                                          
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 広島が初回にあっさりと藤浪を攻略した。

 西川が初球を中前打すると、2番・羽月が三遊間を破って一、二塁。送りバントのサインだったが2度ファウルで決められず、カウント1―2と追い込まれて仕方なく「打て」に切り替えたのが結果的に功を奏した。
 
 3番・長野の強烈な二ゴロは好守に阻まれ一、三塁止まりも鈴木誠が左前適時打。カウント2―1からの低めフォークボールをライナーで運んだ。「良い先制点になってよかったです」
 
 さらに松山がライナーで遊撃頭上を越える2点二塁打。2―2からの外角低め155キロ真っすぐに力負けしなかった。「うまく対応することが出来た。初回からいい援護点になってよかったです」。いきなり3点を森下にプレゼントした。
 
 3回にも長野が四球で出て、鈴木誠の中前打で無死一、三塁。松山は遊ゴロ併殺だったが、試合の流れを決定づける4点目をもぎ取った。藤浪には7月23日の甲子園で6回にピレラの逆転満塁弾で黒星をつけたが、5回まで無得点。この日は2回の田中広の三盗失敗、西川の二盗成功と、塁上からも揺さぶる積極策が早期KOにつながった。

 本拠地での前カードの中日戦は8点、1点、1点で1勝2敗で負け越しており、佐々岡監督は「マツダでは点が取れなかったので、今日は積極的にいこうというところだった。言うことなしだよ」と目じりを下げた。

 10安打6得点の快勝劇。自慢の打線が機能すれば、きょう15日にも0・5ゲーム差の4位ヤクルトを追い越し、3位の阪神にもゲーム差無しまで接近可能だ。

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