広島・新井監督の執念采配!モンテロに代打、坂倉に代走で1点もぎ取った 阪神戦10カードぶり勝ち越し

[ 2026年5月18日 05:05 ]

セ・リーグ   広島1─0阪神 ( 2026年5月17日    甲子園 )

<神・広(8)>7回、野間は左前に先制適時打を放つ(投手・才木)(撮影・北條 貴史)
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 広島は17日の阪神戦(甲子園)に1―0で競り勝った。新井貴浩監督(49)の執念采配が実を結び、5カードぶりの勝ち越し、阪神戦に限れば昨年4月18~20日(甲子園)以来10カードぶりの勝ち越しを決めた。0―0の7回に、4番・坂倉に代走、5番・モンテロに代打と勝負に出て1点をもぎ取った。救援陣も虎の子の1点を守り切り、先発・岡本駿投手(23)が2勝目を手にした。

 喉から手が出るほど先制点がほしかった。0―0のまま迎えた7回の攻撃で、新井監督は勝負に出た。

 先頭の4番・坂倉が左翼フェンス直撃の二塁打。ここで最初のカードを切った。モンテロに代え、“ピンチバンター”として矢野を起用。犠打で1死三塁をつくると、今度は内野ゴロでの本塁突入やスクイズを想定し、三走・坂倉に代走・辰見を送った。頼みの4、5番がそろってベンチへ退くことになった采配について、新井監督は口を開いた。

 「才木投手の序盤3回を見たら、7つも三振を取っていたし、これはかなり厳しいなと思っていた。そんなにチャンスは来ないと思っていたので、あそこは勝負をかけました」

 振るった執念のタクトは実を結んだ。続く野間は、詰まりながらも先制の適時打を左前に落とした。4回2死満塁では左飛に倒れていたベテランが、凡打を帳消しにする一打。「ここで何とかというところだった。結果が出て良かった」。指揮官の一大決心に応え、胸をなで下ろした。

 この日は、才木の150キロ台中盤の直球と鋭く落ちるフォークに打線全体が苦戦。チャンスが少ないことは、ベンチ全員が織り込み済みだった。加えて今季阪神戦は、過去全7試合が2点差以内と接戦が続いていた。これらの状況を踏まえ、指揮官は勝負のタイミングをうかがっていた。

 「“何かあったらすぐ高を行かせるから、準備させておいてください”とは投手コーチに言っていた」

 虎の子の1点を守り切るべく、新井監督は継投でも攻めた。先制した直後の7回だ。好投を続けていた先発・岡本が1死二塁のピンチを招くと、迷わず、2番手・高をマウンドに送り出した。左腕が期待に応えて後続を断つと、8回はハーン、9回は中崎が零封リレーで締めくくった。

 新井監督の執念采配と、選手たちが投打に発揮したパフォーマンスで、難敵に勝ちきった。チームは5カードぶりの勝ち越しで、阪神戦に限れば昨年4月18~20日(甲子園)以来10カードぶりの勝ち越しを決めた。この1勝を、逆襲への第一歩とする。 (長谷川 凡記)

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